たんぽぽに謝る娘
末娘に「明日の朝、学校に行く前に公園について行って欲しい」と言われました。
明日理科の授業にたんぽぽを持ってきて欲しい、と言われたそうです。
毎朝電車のように8時15分に家を出る娘ですが、今日は8時10分発。
じぶん内運航ダイヤの変更です。
ビニール袋がいるねぇ、と言ったら、濡らしたティッシュとアルミホイルも持っていくとのこと。
目当ての公園に行ったら、たんぽぽが見当たりません。
小さな公園です。
同じ学校の子が、みんなここからたんぽぽをとって、もうないとか?
うちの隣の空き地にあったから、そこに寄ろう!と提案したのですが、案の定更なる運航ダイヤの変更は認められず。
困ったなぁ。
日陰にひとつだけ咲いているのが目に入りました。
小さなたんぽぽの花。
摘まずにじっと見ています。
茎を折ればいいんだよ。
まさか摘み方を知らないとか?
娘の隣に行きました。
娘は「気の毒だねぇ」と言って、たんぽぽを摘みました。
すぐに摘まなかった理由がわかりました。
茎を濡れたティッシュでくるみ、その上にアルミホイルを巻きます。
お花屋さんの花束のように、丁寧に。
ぼそぼそ喋り、じゃあね、と言ってしまいました。
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