夜を乗り越える 今、つらいあなたに
又吉直樹さんの「夜を乗り越える」という本を読みました。
この本のラストに、なぜこのタイトルをつけたのか理由がわかり、あーっとなります!!
※ネタバレだったら、ごめんさい。
又吉さんは、太宰の作品をこよなく愛しています。
太宰治が、あの夜、一晩だけ乗り越えていれば…
夜を乗り越えて欲しかった、という願いが込められています。
心はカンタンに変わる
生きていると、誰しも不安に押しつぶされる夜があります。
アタマの中の思考は止まらず、何をしても苦しい。
絶望し、もうダメ。
心は傷つき、おしまいだ、と思い詰める日もあるでしょう。
でも、ちょっと待って。
心ってちょっとしたことで、カンタンに変わります。
今泣いた烏がもう笑う、という諺があるように、心ってゲンキンだなぁ、と思うことがたくさんあります。
一週間前、何に落ち込んでいたのか、思い出せますか?
思い出せたとしても、同じレベルの苦しさは、ここにありますか?
心ないひと言に、世界は暗闇に変わったかもしれません。
真っ暗闇で落ち込んでいた時、何気ないひと言に、あかりが灯るように元気になることも。
心は、すぐに変わるもの。
現実世界で、水を沸かしてお湯にするまで時間がかかりますが、アタマの中で水からお湯をイメージすることは、すぐにできます。
そして、心変われば見える世界までもが、変わります。
背景は青空
心をお天気に例えることがあります。
今のあなたの心の空模様は?
晴れの日もあれば、曇り、雨、どしゃ降り、時には雷雨の日もあるでしょう。
でも、それは青空というベースの上に起きている現象。
常にその背景には、青空が広がっています。
夜、星が見えない日。
星は消えた訳ではなく、いつの日も頭上に輝いています。
心も同じです。
気になることがあれば、雲がかかったようになります。
落ち込む気持ちも、不安も現象。
そこに留まり続けることはできません。
雨だから、見える景色があり、どんな天気もきっと生きるには必要なもの。
あってもいい。
そして、やがては過ぎ去るもの。
そういうものだ、と知っているだけで、辛いまま「やり過ごす」ことができます。
映画のスクリーン
映画のスクリーンは、真っ白。
そこにいろんな画像が映し出されます。
どんなスプラッターなシーンでも、スクリーンは汚れることはありません。映し出されるものが、次から次へと変わるだけ。
私達の本質は、真っ白なスクリーンです。
いろんな解釈や、セルフイメージ、こうであるべき、というメッセージが無意識に映し出されます。
何が映し出されているのか、気づくことがマインドフルネス瞑想です。
密教瞑想では、自由に好きな映像を映し出すことだってできます。
心が自由であるならば、何を映し出したいですか?
心の風景が変わる時間
TO-JIBAでは、マインドフルネスヨガや瞑想をします。
短かい時間なのに、やる前と後では、心の風景が変わります。
状況は変わらなくとも、心が変化するとなぜか大丈夫な気持ちになることも。
今の私の心のスクリーンには、何が映っている?
気づくと不思議と握りしめていたものが消えていきます。
日々の生活で抱えた心の荷を下ろし、まっさらなじぶんに、出会ってもらいたいです。
最後にこれだけは、伝えたい。
私はいろんな人のことばで、何度も夜を乗り越えています。
たくさんの人達、そしてあなたとのご縁に感謝しています。
あなたの今日が良い一日でありますように。
自宅にいながら湯治場に。
オンライン上で心と身体が整い、本来の穏やかな自分に。
マインドフルネス&ヨガ、TO-JIBAはこちら。
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毎週木曜21時から開催中
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