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不登校児の保護者の目線から、臨時休校を振り返る

明日は終業式。
今年度は、今までにない1年でした。
そんな中、誰もが良くやったと思います。

子どもも親も、がんばりました!

この状況下において、工夫をして行事を行ったり、子どもたちを楽しませてくれた先生方にも感謝です。

臨時休校になった時、保護者や子どもからのいろんな困りごとが報道されていました。

勉強方法は?
ドリルが売り切れている。
運動不足が心配。
一日どう過ごして良いのかわからない。
お昼ご飯の支度が負担。
とてもじゃないけれど、勉強や生活を見てあげられない。

私たちにとって、その困りごとは、もう先に経験しているものでした。
それより前から不登校でしたから。

だから、私達は落ち着いていました。

ね、そうでしょ、って。

学校に通っていた時のように受け身の姿勢でいたら、誰もどうにもしてくれない。

じぶんのアタマで考え、一日を過ごさなければいけないのです。

自宅にいながら学習を進めることの難しさ。

子どもに合った教材を探すのも大変ですし、けっこうお金もかかります。
学習にムラもでます。
何かを言えば、親子だけにケンカになったり、メンタル面でも大変です。

時間の管理や学習、生活全般を親ひとりで抱えることは、とうてい無理なのです。

学校に行かないからでしょ、と言われれば、そうなのかもしれませんが。
娘は一日中教室にいることで、消耗してしまうことの方が大きいのです。

誰も悪者はいません。

学校が合う人もいれば、そうでない人もいるだけ。

今、私たちは恵まれた環境にあります。

学校と上手くコミュニケーションがとれ、周囲の人にも恵まれています。

先生が娘のことを理解し、毎日2時間程度、別室登校し、適切なサポートを受けています。

私の仕事も自宅でできるので、ある程度見てあげることもできます。

何より娘自身が、じぶんや周りをジャッジせず、淡々と毎日を過ごせる人なのも大きい。

ですが、追い詰められている親子も多いと、お聞きします。
私たちも、今でこそ落ち着いていますが、とても大変でした。

いろんな学習方法、サポートの選択肢があることは、不登校児でなくとも、良いことだと思います。

この機会に、台湾のように自宅と学校、学習スタイルを選べるようになったり、学校に行かない人に対するサポートも厚くなってくれると、うれしいです。

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