北海道からジビエギフトが届いて,いのち再考
贈り物をいただいた。
ELEZOという肉の加工品会社のギフトだ。
ギフトというと,単に美味しいものが届いて嬉しい!となりそうだが,今回は全く違った。
最近はワインや食への興味がとても高まっており,なんでこんな味がするんだろうと真剣に考えたりしている。
旅先では市場や食品店によって,現地で採れる魚や野菜を購入して,ここまでの旅路に思いを馳せる。
(インドで市場に向かうひと Varanasiにて, 2018)
今回いただいたギフトもお肉ということでそれがどこから来たのか調べてみたくなった。
それは北海道十勝の豊頃町というところから届いていた。
ジビエとして,野生の鹿が加工されている。
その鹿には徹底的にランク付が行われる。
従来のジビエ鹿市場はキロあたりいくらという市場であった。
それを牛と同じような質に基準に変えたいという代表の言葉。
生き物はいつ食材へと変わるんだろう。
あばれたときに血が回らないように頭を撃ち抜枯れた瞬間?
肉塊に解体された瞬間?
調理されて我々の目の前に現れた瞬間?
そんなことをぐるぐると考えながら目の前の鹿肉をいただいている。
味覚の追求。
素材への追求を贈り物を通して突きつけられている。
僕はいつか鴨をしめたいなと思う。
そこにあるのは極端な嗜好などではない。
ただ自分の口に入るものに意識的になりたいのだ。
その時に浮かぶのはどんな感情なんだろう。
その感情を26年間,僕はまだ知らない。
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