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ホントの意味で『AIに奪われない仕事』というのはですね、

本日、東京は冷たい雨。

それもあって普段忙しい土曜日にもかかわらず、
noteに記事を思い付きでポチポチ書けるほど超・暇です。

せっかくなので、ぼくのお店の様子をちょっとだけ書いてみます。


ひとりでお店に立っていると、
お客様からよく話しかけられます。
特に店内(それほど広くない)にそのお客様と二人きり
という状況だと、あちらも話を切り出しやすいのかもしれません。


話の内容は様々なのですが、
それにしても当店は人生相談が多めだな
と常々思います。

たとえば初来店のお客様が飲み物を受け取ってわずか5秒で
「ちょっと恋人のことで相談させてほしいんですけど」
というパターンや、

「実はうちの家相についてなんですが・・・」
なんていう専門的なもの(知ってる範囲で答えましたが)、

さらにこれは珍しいと思うところでは、
日本に観光に来た外国人女性2人(カリフォルニアの大学生らしい)から
「将来への不安&自分が進むべき道をどのように見つけるべきか」
的な内容で相談を受け、PCのGoogle翻訳を駆使して回答する、
なんてこともありました。

また、話をする時間も人によっては1時間以上、
これまで一番長い方では
(途中ほかのお客様対応で中断するのもあって)
6時間を超えたこともありました。

「もうメニューに
人生相談 〇〇〇円
って加えてお金取ったら?」

と身内に言われるほど、
性別年齢職業問わず色々な相談事を受けます。

あ、一応確認ですが当店は占いではなく飲み物を売ってますよ。

※この『人生相談』や『お客様との会話』を通して気が付いたこと
がもうホントに色々ありすぎるので、また別の機会に書いてみたい。
いや書きます。


お客様の話を聞きながら頭の片隅でよく思うのは
AI(人工知能)に奪われない仕事ってこういうのだな
ということ。

全然専門的でもなく、高度な手法や情報があるわけでもない。
自分が知っていること、分かっていること、
なにより経験・実践してきたことから
答えを頭の中で整理して組み合わせて、
時には覆して上書きして・・・。

そんな脳内作業をしつつお客様の表情と声に注意を払い、
言葉を選んで伝えていく。
しかも『あえて答えを目指さない・出さない』ことも考えてたりして。

こうやって文字にするとすごいことのように思えますが、
普通に話をしてるだけなんですけどね。
人間相手に、人間として。


今目の前にいる、その人のために
今共有している時間を精一杯使う。

これだから接客業は面白い。


なんてことを書いていたら、ぼちぼち繁盛モードになってきたので
お仕事戻ります。

土曜もお仕事の皆様、お疲れ様です。

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