見出し画像

夜練と先輩と休養

高校時代 伸び悩んでいた
高校の顧問も専門家ではなく なんのアドバイスもない 名前だけの顧問であった
練習メニューですら 出したことがない
自分たちで考え 練習に勤しんでいた
それはそれで 自ら考え 行動する という点では
成長の糧になり ある意味感謝している

その伸び悩んでいた頃 
単純に練習量が足りないと思った
そして 行動したのが 
朝練 通常の部活の練習 夜練 一日3回練習を続けた
2週間もしない間に 疲労と回復のバランスを崩し
フラフラしてる状況だった
完全にオーバートレーニング状態
若いせいか 何も考えず まだ練習が足りないから
体力が足りないから
こんな状況になるんだ だから速くなれないんだと
勝手に思い込んでいた

そんなある日 いつも通り
中学校のグランドで夜練をしていた
(今なら 確実に怒られます)
黒い影が さっと自分の前を横切ったのが見えた
自分一人だけのグランド だと思っていたので
ドキドキした
向こうも 私の存在に気づいたようだった
近づいてきて 名前を呼ばれた
中学時代の憧れの先輩だ
先輩は 中学でも高校でも 市や県での上位者
それなのに鼻にかけたようなことは微塵もない人だった
そんな優れた人でも 夜練してることに 少し驚いた

「〇〇くんも夜練 どうしたの?」
どうやら 伸び悩んでいたのを悟られたのだろう
そのあと 先輩は私の走りを見て アドバイスをくれた
私にとっては 久しぶりの他人からのアドバイスで
嬉しかった
それどころか 練習方法やイメージまで教えてくれた

そして 「少し休みな」と
休養の大切さも教えてくれた 休養も練習のうちなのだと実感した

その日から 練習を通じに戻した
1週間もたたないうち 調子が戻ってきた

「ありがとうございます」と先輩にお礼を伝え 
返ってきた言葉が
「私こそ ありがとう」
「他の人に教えると 自分を振り返ることができる…」と
まさしくアクティブラーニングでアウトプットである
優れた人は 謙虚で 常に外を向いている

私の尊敬する 陸上競技強豪校の高校の顧問も 私が練習を覗きに行くたびに 包み隠さず
練習の効果やその意味に至るまで教えてくれる
誰もが知っている有名な顧問である

自分もそんな2人のような指導者になりたいと
このnoteを始めたのもそんな理由があるからだ
包み隠さず 陸上競技のコツを広げていきたい

それは自分を高めることへの近道である

想いは強く 活動はほどほどが一番
量も大切だが それよりも質や意識のほうがはるかに大切
そして 自らの学びを 外に伝えること

夜練で先輩から学んだこと
ちなみに先輩は その日はテスト期間で練習がなかったので 自主練だそうです




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?