「探究」と「学力」の話
探究スクールを立ち上げるにあたり,言語化したり伝えたりする際に越えなければならない大きな壁があります。それが「学力」という壁です。
少し小難しい話になりますが,探究スクールThereが「学力」をどのようなものと捉えて展開していくかを明確にしておきたいと思います。
「学力」と聞き,具体的に何を思い浮かべますか?
テストの点数?学校や塾の成績?偏差値?IQ?
いやいや,思考力?判断力?知識量?それとも問題解決力?
いやいやいや,主体性?非認知能力?・・・・
そもそも,学力って見えるの?学力の定義って何なのさ?
そもそも,学力って見えるの?学力の定義って何なのさ?
もう,何を考えたらいいのかわからない・・・
何がわからないかがわからないわからないの迷宮ミルクレープ状態😰
・・・・誰か!誰でもわかるように,簡単に教えてください🤣
学力の定義は「私たち」が考えても,そう簡単に答えは出ません。
だって、世界中でいろんな研究者の人たちがこれまで本気で考えてきて,
今だって考えているんです。
わかりやすい答えがあれば、とっくに明確になって世の中に浸透している!
・・・はずなんです‼️
つまり・・・
「学力」とは・・・
・簡単に定義できず,実態を一般化できないもの
・時代や世界情勢とともに高速で変化し続け,これからも変化し続けるもの
・捉え方は「個人」によって異なるもの
・それでも,豊かな人生を送るために必要不可欠なもの
であると考えます。そして,少し言い方を変えると
「学力」→「学ぶ力」だと捉えられます。
当たり前のロジックですが,「学ぶ力」がつけば,
定義が違えど,「学力」は上がると思うのです。
豊かな人生をおくるために「学ぶ力」をつける‼️
それが「探究スクールThere」であり,
具体的な方法が「探究」なのです✨
具体的な「探究」の位置付け
「探究」はここ数年で大きな広がりを見せています。斬新で革新的な取り組みを行なっている学校も近年増えてきました。この動きは,これからもどんどん加速していくことは間違いありません😊
では探究スクールThereにおける探究位置付けはどうなっているのか⁉️
子どもたちの「学ぶ力」は2紙種類に分離される
①土台となる力
=習慣化して繰り返すぐことで身につく
具体的には,漢字の読み書きや基本的な計算
・・・だけです‼️そうです,俗に言う「読み書きそろばん」ですね😌
昔から,本質は変わらないんです。
②土台の上に乗る力
=好きを原動力にして探究することことで身につく
具体的には「漢字の読み書きと計算以外全て‼️」
学ぶ力は読み書きそろばん以外,専門性や深い知識を得るためには
「好き」を原動力として,時間をかけて自ら学んで行くしかないのです。
その時間が自分にとって楽しくて,誰かのためになっていけば,
もうそれが「豊かな人生」そのものなのです‼️
「好き」の他に必要なこと‼️
Thereの探究はこの②の力をつけるための時間です。
しかし「好き」という原動力だけあれば探究ができるわけではありません。「好き」はあくまでも原動力です。車でいえばエンジンにあたるでしょう。
エンジンだけでは,走ることはできませんよね⁉️
探究をするために,他にも必要な要素があります。それは・・・
・建設的な提案と的確なフィードバック
・自分の好きを承認してもらえること
・誰にも邪魔されずに,集中できる環境とたくさんの時間
・同じように好きを本気で探究している仲間
です。好きを探究という形にするには,これらが必要です。
簡単なようで,実は日常生活の中では意図的に準備をしないと
かなり難しいです。
このような環境があり,レールを敷くのではなく,向かう場所を子ども自身が決め,そこに自らの足で進んでいくのを支えながら
伴走しガードレールになる。
そのうち,ガードレールなんか関係なく大空へ飛び立っていく‼️
それが探究スクールThereという滑走路です😌
教育探究所ピストストーリーズ
学校教育や学級経営のあれこれに関する記事も書いています‼️
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