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炎の一戦「マッチvsチャッカマン」‼️子どもたちにとって安全なのはどっち⁉️

「好きな教科は何❓」小学校現場で擦り倒されたこの問いかけ。「理科」と答える子どもたちが楽しみにしているのは,理科室での実験や植物などの観察🥸そして実験の中でも,緊張感がありワクワクするのが火🔥を扱う実験です。小学校4年生から理科室で,マッチやアルコールランプ,ガスバーナーやガスコンロの使い方を指導するわけですが,火🔥を扱うならば,指導者は学習内容よりも前に火🔥を扱う以上「安全」との闘いは避けて通れません。というか,実際はこちらが8割です💦(♯だって避難訓練の出火元は,大体理科室という現実🤣笑)
そこで,理科の授業で火を扱う実験をする場合,マッチとチャッカマン(ガスライター)ではどちらが安全なのか⁉️を考えてみましょう☝️
 

🟦青コーナー 老若男女の味方「チャッカマン」


チャッカマンにとって一番のセールスポイントは,やはり「誰でも簡単で安全に火をつけられる」ところです。火が怖くてマッチには抵抗があっても,チャッカマンなら大丈夫🙆‍♂️しかも,火🔥は手から少し離れたところにつくので火傷の心配もありません。その万能さで,もはや理科室で不動の地位を手に入れつつあります😎チャッカマンが有利に試合運びを展開しているようです😁さぁ,マッチの反撃はあるのでしょうか⁉️

🟥赤コーナー 積み上げた伝統と歴史「マッチ」🟥


これまでもずっと教育現場で使われてきたマッチ。理科室には共に最前線で闘い続けてボロボロになった戦友「燃え殻入れ」と「濡れ雑巾」がいつも見守ってくれています👍しかし,上手く力を調整しなければ,折れてしまい実験が始められない。その上持ち方を間違えてしまうと,炎が一気に持ち手まで燃え上がり,人差し指と親指に襲いかかります😱その熱さのあまり驚いて,マッチを放り投げてしまうことも💦

さぁこの試合,一見チャッカマンが有利な展開のようです‼️マッチの反撃はあるのか⁉️

誰でも簡単で安全に火をつけられる万能チャッカマンですが,その万能さが故のデメリットが存在します。
「火をつけること」だけに特化すれば,安全という観点ではチャッカマンの勝利が確実です。しかし,今日は「理科の授業で火を扱う実験をする場合」という枠の中での話です。誰でも何度も簡単に点火できてしまうことで,火に対する緊張感はだんだん薄れていきます。そう,緊張感のない実験ほど危険なものはありません。グループでの実験中,ちょっと手持ち無沙汰になった子どもが,チャッカマンを持ってしまったら⁉️当然,カチッカチッと火をつけてしまいます。火🔥って,どうしても非日常的なドキドキがあるのでダメだとわかっていても,好奇心が勝ってしまうもの。また,消えてもすぐつけられるという「火🔥の安売り」状態になり,実験そものもがどうしても雑になってしまいます。特に,実験に慣れてきた5年生6年生では緊張感のなさは顕著に表面化してきます。表面的な「安全」とだけ闘って心理的な安全を蔑ろにしていては,本当の安全から遠ざかってしまうのです。

理科の学習に欠かせない緊張感や実験の丁寧さを与えてくれるのが「マッチ」なのです。ですが,先ほども述べた通り,危険度は少し高く管理も大変です💦しかし,そこを上手くマネジメントできれば,最高の相棒になります。そして,マッチの良さを最大限に引き出すためには「チャッカマン」が必要なのです‼️マッチとチャッカマンのハイブリッド型☝️これが令和の理科教育の点火スタイルなのだ‼️🔥🔥

✅点火の回数を制限せよ‼️そしてポケットに・・・


実験に必要な最低限の点火回数の分だけ,マッチを箱に入れて各班に渡します。これで点火の回数は限られるわけです。マッチがなくなってしまえば実験はできません。なのでこれだけで子どもたちは,心理的に慎重になります。ですが,当然子どもたちは失敗をします‼️いいんです,失敗しないと上手くならない。マッチがなくなってしまって,点火できなくなったり,ろうそく🕯の火が消えてしまったりしたら,合図を決めておいて出させます。合図を確認したら,その机に先生が行ってポケットにに忍ばせた万能チャッカマンで,点火🔥これでいいわけです。複数の班から合図があっても焦る必要はありません😆順番に火をつけて回り,待たせれば良いのです。そうすることで,丁寧に実験をするようになるし,必然的に上手く火がつかなかった班に声をかける事ができるというわけです😁

ということで,マッチvsチャッカマン,炎の一戦は一時休戦👍🔥お互いの良さを活かし合いながら,共に緊張感がある楽しい理科実験を目指すということで😆

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