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ハムスターに感化される売れない芸人の話 12.飼育慣れと育児慣れ

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31日目と13日目を迎えた。


31日目組は5匹いた赤ちゃんも、
里親に出して今はメス2匹が母親と暮らしている。
そのはずだったが、
1匹はオス疑惑が色濃くなり、父親と同居させた。
気性の荒いオス同士だが、
今のところはうまくやっているように見える。

13日目組は、7匹無事に育っているようである。
自立歩行を確認したので豆腐を与えたりした。
2組目という言い方で正しいかは分からないが、
慣れたものである。
この後赤ちゃんたちは目が開いていき、
もし繁殖させないと決めるならば、
生殖能力を有する前に雌雄を判別して別ケージで飼育する。
1組目は調べながらではあるが、
手探り感があった。
2組目は本当に慣れたものである。


この慣れという感覚、
人である場合も同じなのだろうか。



人は比較をする。
差は最も理解しやすい人の価値の指標だからだ。
それが純粋な原動力になる人はすごいが、
大抵の場合、差を自覚した時に人は弱くなる。
下を見るときは、上が見えなくなって、
上を見るときは、劣等感に苦しめられる。


兄弟姉妹は卑近な比較対象に成り得る。
人間の子育ての慣れは、比較だ。
だから慣れを、
2人目以降に感じさせるべきではない。
2人目が2周目にはならない。
その人はその人だ。
だから差を、
親は伝える必要も、
子は感じる必要もない。


「こなれた」と感じるならば、
また一つ気を引き締める必要があるのだ。

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