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ブスではなく愛嬌のいい女の子に。デブではなくぽっちゃりちゃんに。

物心ついたときからコンプレックスがある。

まず第一に、歯並びが悪いのである。

これまでに数回、歯列矯正の窓を叩いたが、ことごとく失敗に終わっている。初めては地元の歯医者にて…矯正時に上下左右の親知らず全て抜くと言われた母は「そんな可哀想なことできん!」と怖気付き敗退(笑)そのあとは、何故か付き合う相手に反対され(「今のままがいいんだ!」とのことで詳細不明。適度に困らずにお付き合いできていたため危機感もなく)、実現できずにここまできている。

続いて、団子鼻。

これは我が家に脈々と受け継がれている呪いの遺伝子である。姪にも引き継がれたのを目の当たりにした時は諦めの境地に達した。遺伝子からは逃れられないw

そしておちょぼ口。

福笑いから持ってきて、とりあえず取り付けたのか?と思うほどのおちょぼ具合である。なのに中の面積は結構あるため一口で口に入れる量が多い…結果、リスのような食事風景になる。見た目はまさに食いしん坊さんである。

さらに、指が短い。

ピアノのドからドまで届かない。足の指も然りである。彼には「小指っていうより、豆がくっついている」と言われている。ほっとけ。


もちろん他にも細々ある。が、私はコンプレックスに感謝している。コンプレックスを克服したく、これまで様々な努力を重ねてきた。

歯並びだって気にしている風だと根暗になると思い、気にせず隠さずにきた。おかげで笑顔には定評がある(これが原因で、いい気になって歯列矯正に手をつけていないという事実もあるが、今はさておき)。これまでお付き合いした男性は必ず「初めて会った時の笑顔に惹かれた」と言う。ありがてーことだ。

団子鼻もうまく隠したいがためにメイクスキルが上達した。見た目は小鼻である。団子部分は上手に隠せるようになった。

おちょぼに至っては、むしろチャームポイントに変化させた。長年の努力でプル艶リップに早変わりである。そのための唇ケアは怠らない(といっても、たまに塩でスクラブしてハチミツ練り込むだけ。練り込んだハチミツはおやつとして口腔内へと消えている)。

手足の短い指に関しては、靴下と手袋で隠してしまえば見えん(投げやり)。


そう。私はコンプレックスに埋もれて卑屈根暗になる道は選ばなかった。コンプレックスはあるが、それを糧に今の私を作り上げる努力をしてきたのである。モテたかったから(笑)

今もそうだ。70キロ大台マジかのこのボディ。このままいくとただのでかいデブになってしまう。サイズダウンを試みるが、ボディメイクできたとしても今日明日で変わるわけでもない。今この瞬間から何らかの見た目的処置が必要なのである。

そのため、ボディケアを欠かさない。せめて、質感を「ブヨブヨでぶ肉」から「プヨプヨお肉ちゃん」に変えるべく、ボディクリームとボディオイルを駆使している。おかげで私のお肌は赤ちゃんのお肌に近い質感である。彼からも「赤ちゃんみたいな肌。マシュマロみたい。」と称えられている。

しかも、見た目の肉感がブヨブヨではくプヨプヨだと、デブではなくぽっちゃりと認識される。ありがてーことだ。


何が言いたいかというと、見た目で悩んでいる暇があったら、印象操作に力を注ぐべし、ということである。

ブスではなく、愛嬌のいい女の子に。デブではなくぽっちゃりちゃんに。


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