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日本人が知るべき「地政学」② 基本中の基本 ~アメリカは何故最強国になれたのか~


地政学を知らない人のために、地政学小学生レベルの私が説明します。
詳しい方には幼稚過ぎますが、知らない方には是非読んでいただきたい。

アメリカが長く世界の最強国、つまり覇権国家になれた大きな理由は、地政学的に有利だったこと。あの位置にあり、あの地形であったからこそ最強国になるべくしてなれた、極めて恵まれた立地条件だったことにある。


ず大西洋を挟んでヨーロッパとの距離が離れていたこと。これによりイギリスとの独立戦争に勝利した後、ヨーロッパの強国から戦争を仕掛けられなかった。さらには、ロシアや中国とは太平洋を挟んでもっと離れている。これらにより第一次世界大戦で国内が戦場にならずに済んだ。

次に国内の地形が世界で最も恵まれている。ニューヨーク等がある東海岸は、運搬で使える川と肥沃な土地があって農業に向いている。さらに山脈を超えて西側は、ミシシッピ川を中心とした広大な大草原地帯がある。ここは多くの大きな川がミシシッピ川に合流していることも航路で使える。あらゆる面でアフリカとは真逆で地形に恵まれている。

ここからは地理的要素がメインではないが、アメリカが短い期間で強国になってことを上げてみる。
・陸続き、もしくは近くに強国が一切現れていない。
 カナダとは仲良し、メキシコはアメリカにカリフォルニア等を奪われたも 
 のの、アメリカに挑もうとはしない。中米には反アメリカの国も多いが、 
 いずれも小国である。ロシア含めたヨーロッパは、大半が陸続きの強国が
 隣接しているし、島国イギリスも狭い海を挟んで近くに強国が複数ある。
・アメリカの先住民には、国らしい国が無く、武力も弱かった。
 但しアメリカ合衆国の建国のために、先住民数百万人以上が殺されて
 成り立っていることは、理解しないといけないと思う。

戦後、アメリカに挑んだ国は、ソ連(現ロシア)と現在の中国、そしてちょっとだけバブルの時の日本。アメリカと中国の覇権争い(どちらが今後世界一の国家として君臨するか?の競争)は、かなり逼迫しつつあるはずだが、テレビではほとんどやらないので、90%の日本人はその緊迫感を知らないと思う。地政学を学んでいくとその当たりもわずかながら分かってくるし、分かっていないと人生損していることに気づく!?

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