クラス決め vol2 第1話
前回に続いて、クラス決めのお話です
今回は、1年経った後の新入生の話です
ここはとある中学校の新たな学年、新1年生のクラスである
教室に早く入っていた女生徒は、顔見知りの子を見つけると、こう言った
あ~、クラスで見た人だ、また同じクラスだ
少年は一言、言いたげな顔をしながらこう返した
そりゃそうだ、同じ先生にしたんだぞ
それもその筈、同じクラスのメンバーが同じ先生を選んだのだから、
クラスが被るのは当然というものではあった
お、元気がいいね、また同じクラスになったのかな?
入ってきた教師は、こう言うと、皆に着席を促した
新しいクラスの第一声はこうして始まった
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