新しい道を進もうとしている娘へ~母からの手紙
こんにちは。笹井純子です。
先日は次女の卒業式でした。
昨年は色々あった一年で、受験どころではないくらいドタバタな我が家でしたが、ふんばって、頑張って、第一志望の高校に合格することができました。
いよいよ来月からは高校生です。本当におめでとう!
そんな次女の様子を一部分切り取ってエッセイにしたものが、こちらです。最優秀賞をいただきました。家族にとって、とてもいい記念になりました。
そして、もう一人、
新たな道を進もうとしている娘がいます。
長女です。
本来なら、この春に高校を卒業でしたが、
昨年一年間休学を選択しました。
それまでは、自ら選んだ進学校で勉強や部活に励み、大変だけど楽しく過ごし、全て順調にみえていました。でも、本格的に受験を意識する時期になってくると、少しずつ「何かが違う」ということに気付き始めます。そして、ちっちゃな歯車のズレがどんどん大きくなっていきました。
何が自分にとって大切か?
何に幸せを感じるのか?
自分の才能は?…
それからは、苦しみ悩みながら、真剣に自分自身に向き合うことになります。ヘトヘトになりすぎて、心身ともに休憩が必要でした。
でも、とても大切な時間でした。
一年なんて、あっという間。
じっくり休憩したり、考えたりするのには必要な時間であり、準備ができてないなら、みんなと足並みそろえなくったっていい。
大事なのはそこじゃない。
周りの勢いで、本当の気持ちに蓋をして見て見ないふりをするのではなく、「丁寧に自分に向き合う」という決断ができたことは、自分を大事にできたということ。自分の本当の声にちゃんと耳を澄ましてあげられたということ。
それは、これからの人生を誰かにレールを敷かれるのではなく、自分自身で決めたということ。責任が伴うけれど、それはどんな結果になってもきっと納得できるし、次に繋がるエネルギーになるはずです。
「やりたいこと」を真正面に突き進んでいくことは、勇気がいること。YOASOBIの「群青」の歌詞のように、「それは楽しいだけじゃない」ってやつです(この曲聴くと、いつも泣きそうになってしまうのです~)。
だから、そこを吹っ切るだけの、自信と勇気が必要でした。
そして、今、少しずつ進むべき(進みたい)道が見えたことでエネルギーが湧いてきました。そして、自分の才能を信じ、それを磨いています。考え方ももっと柔軟に、視野も広くなりました。凝り固まった考えではなく、とてもしなやかで、人としても優しく余裕がでてきました。
一年を大切に使えたことで、おそらく何倍も何十倍も!成長してくれたと思います。
そして、春からまた新たなスタートです。
高校生をしながら、今やっている絵のお仕事も進めながら、次の進路に向けて頑張っていこうとしているところです。
でも、その前に、、、
依頼されている絵の仕事もびっちりでしたが、
高校時代の友人たちと久しぶりに会う予定もびっちり(笑)
ずっと会う余裕なんて心身共になかったから、本当に嬉しそうです。
今月は色んな友人と順番に会っているようですが、バンドを二つ掛け持ちしていたので、それぞれバンドメンバーとも来週あたり会うようです。
ほんとに大忙し。
今日も一年生から仲良しだった友人と会ってきたのですが、
って言われたとか。
送迎の車中でこれを聞かされた瞬間、鼻の奥がツンとなり、自分でもびっくりするくらい一気に涙がこみ上げてきたからすぐに返答できませんでした。「ちゃんと聞いてない」って思われないように、何かしゃべらないと!って、すごく焦ってるのに(苦笑)、全然声にならなかった〜
なんか、すごく嬉しすぎた。
母ちゃんも泣けた。
そしたら、娘、
こんなふうにぽつりとつぶやいてました。
この一年はいっぱい悩んで苦しかったけれど、その一年があったから、周りの人の優しさにも気づけるようになったんだね。ようやく、こうやって振り返りながら「意味のある一年だったね」と言えるようになったことが本当に嬉しいです。
自分にも周りにもしなやかに優しく、そして勇気や強さも身に着けた娘を、お母さんはとても誇りに思います。
そんな娘への短い短い手紙です。
喜んでくれました。
ここで公開するのもいいとのことで
載せておきますね。
お母さんより。
これからも応援しているよ〜
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