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作曲してみた

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2023年7月の記事一覧

作曲してみた37~24の前奏曲とフーガ⑮変ロ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑮変ロ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分39秒)

前奏曲:
 経過音含む16部音符の分散和音が主体となって展開する三部形式の常動曲です。

フーガ:
 「主調提示部-主唱反行形-平行調提示部-主唱逆行形-主調単独提示-ドミナント保続/終結」という構造です。
 平行調提示部では、変イ長調の答唱が先に現れ、その後に変ニ長調の主唱が続きます。最後のドミナント保続は答
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作曲してみた36~24の前奏曲とフーガ⑭変ト長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑭変ト長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分17秒)

前奏曲:
 フーガの主唱由来の音型を、上下それぞれの2声部が掛け合いをしていきます。

フーガ:
 「主調提示部-主唱ストレッタ1-平行調提示部-主唱ストレッタ2-主調提示部」というシンメトリー構造です。
 ストレッタの後に続く各提示部は分離しておらず、ストレッタがかかったまま始まります。また、変ト長調全ての音
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作曲してみた35~24の前奏曲とフーガ⑬変ホ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑬変ホ短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(2分45秒)

前奏曲:
 2本のリコーダーの掛け合いと、鍵盤ハーモニカが奏でるフーガの主唱由来の分散和音で曲が進行します。

フーガ:
 「提示部-主唱前半のストレッタ-平行調提示部-主唱後半のストレッタ-下属調提示部」というシンメトリー構造です。短調部分には一切導音が出てこないため、アジア風に聞こえるかもしれません。最後の
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作曲してみた34~24の前奏曲とフーガ⑫ロ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑫ロ長調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(2分36秒)

前奏曲:
 途中少し和声を調整して変形していますが、2本のリコーダーがほぼ6度のカノンになっています。

フーガ:
 「提示部-嬉遊部1-平行調提示部-嬉遊部2-下属調提示部-主唱ストレッタ」という、ひねりのない「型どおり」の構造です。
主唱は「四七抜き音階」ですが、その他の要素はその限りではありません。

作曲してみた33~24の前奏曲とフーガ⑪嬰ト短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)~

24の前奏曲とフーガ⑪嬰ト短調(リコーダーと鍵盤ハーモニカのための)
(1分53秒)

前奏曲:
 フーガの主唱に似せた楽想を、調を変えながら繰り返していきます。

フーガ:
 「提示部-嬉遊部1-下属調提示部-嬉遊部2 -主唱単独提示」という構造です。
 初めの提示部ですが、答唱が5度上ではありますが、和声的には平行調(ロ長調)にしてあります。そのため、この後に平行調提示部はありません。また、下
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