心を育てる本屋さん

仏陀の智慧と慈悲を一人でも多くの人に届ける。今年1月に営業停止したサンガ出版の本を買い…

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仏陀の智慧と慈悲を一人でも多くの人に届ける。今年1月に営業停止したサンガ出版の本を買い取り、ECサイト「心を育てる本屋さん」で絶賛販売中。https://jtba.theshop.jp/

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    【DVD】V-314「平等と公平は実現できるのか?Epuality and justice」 初期仏教法話

    DVD 講師:アルボムッレ・スマナサーラ長老 2022年11月12日 東京都 日暮里サニーホールにて収録 2時間15分 企画、制作、著作:(宗)日本テーラワーダ仏教協会 ※DVD再生中にノイズ、駒落ち等のお見苦しい箇所がございます。ライブ録画の原盤に起因するものです。ご了承ください。
    2,200円
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    【DVD】V-313「謙虚とは?Modesty in Buddhist perspective」 初期仏教法話

    DVD 講師:アルボムッレ・スマナサーラ長老 2022年10月2日 東京都 日暮里サニーホールにて収録 2時間5分 企画、制作、著作:(宗)日本テーラワーダ仏教協会 ※DVD再生中にノイズ、駒落ち等のお見苦しい箇所がございます。ライブ録画の原盤に起因するものです。ご了承ください。
    2,200円
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    【DVD】V-312「人を助けるということ Being helpful」 初期仏教法話

    DVD 講師:アルボムッレ・スマナサーラ長老 2022年9月11日 東京都 日暮里サニーホールにて収録 1時間58分 企画、制作、著作:(宗)日本テーラワーダ仏教協会 ※DVD再生中にノイズ、駒落ち等のお見苦しい箇所がございます。ライブ録画の原盤に起因するものです。ご了承ください。
    2,200円
    心を育てる本屋さん

記事一覧

行うことは貫くべき

お正月の風物詩といえば、その一つは箱根駅伝。小さな子供からお年寄りまで、大勢の老若男女が沿道から旗を振りながら、大きな声で選手たちを応援する。なぜ人は「がんばれ…

「自分すら頼りにしない生き方」が、自分を救う

どんな人でも、いざとなれば自分という人間はそれほど頼りになる存在ではない。自分の心を少しでも観察すれば、すぐにわかることだろう。 「私は強い人間だ」と思っている…

私たちは「生きる」という学校の生徒

私たちは、なぜ学ぶのだろう? 答えは簡単。学ばないと、生きていけないからだ。 生きること=学ぶこともし、私たちが生まれてから何も学ばなかったら、まともに生きてい…

和合を実現する仏教の智慧 TOP3

どんな人でも、判断してから行動を起こす。思考は行動の母だから、思考が清らかになれば、人は、おのずから他を助ける行動に移る。たとえ物事が希望どおりに進まなくても、…

揺るぎない幸せをつくるには?

世界的に広まったマインドフルネスの元ネタは、仏教の実践(八正道)の一つである「気づき(サティ、正念)」。ただ、中身を見ると、理論面でも実践面でも仏教とは比べもの…

執着は、生きる原動力ではないか?

執着は、確かに、苦しみを生み出す。しかし同時に、人間の生きる原動力ではないか? 執着を捨ててしまうと、生きる力を放棄することになってしまわないか? この気持ちは…

人類の本物のリーダーとは?

悟りに達する道と、社会を発展させる道は、二つの道ではない。同じ一つの道だ。心を清らかにすれば、社会も発展する。世界も幸福になる。心を清らかにするプロセスは、その…

与えれば、誰でも幸福になれる

電車でお年寄りや妊婦さんに席を譲らない人が増えている。ある調査結果によると、「あなたは優先席以外でも席を譲るべきだと思いますか」との質問に「はい」と答えた人は全…

この世で目指すべき、たった一つの目的

人は常に何かを頼り、何かを信じる。心に不安がある限り、信じる癖は消えない。仏教徒は、仏・法・僧という三つの宝(三宝)に帰依して生きる。「三帰依」という。 帰依と…

知らないのはヤバすぎる。成功する人の特徴

パナソニックの創業者、松下幸之助翁は、生涯を通じて「素直な心」を追求した。松下翁によれば、素直な心とは「寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ…

善には、「功徳(puñña)」と「善行為(kusala)」の2種類がある

「善い行い」とは、いったい何だろう? 仏教は2つに区別する。①功徳行為(puñña)と②善行為(kusala)だ。2つの違いを理解すると、人格向上に役立つ。 功徳(puñ…

勇気ある人は、自己観察を諦めない

自分に自信が持てません。どうしたらいいでしょう? ネガティブに考える癖は、どうすれば治りますか? 事あるごとに、「どうせ私なんて...」と思ってしまう。なぜ人は、…

日常を善で満たす

人間社会の善悪は、勝手気ままに決められている。ある時代に善とされていたことが、別の時代には悪とされ、その逆もある。仏教では、心の立場から現象をみる。まず「汚れて…

「やりたい仕事がやれない」なんて当然!

「希望する職業につけない...」「やりたい仕事ができない...」と悩んでいる人は大勢いる。会社員の多くが、「望む仕事が与えられない」としきりに嘆いている。よくある悩み…

フリン・ウワキ・バイシュン

キリスト教やイスラム教は、同性愛を”悪魔の行為”と忌み嫌い、差別や迫害の対象にしてきた。仏教は、同性愛を否定も肯定もしない。仏教徒が守るべき五戒(Pañcasīla)…

落ち込みなんて、簡単に対処できる

落ち込んだときは、どうしたらいいでしょう? この手の質問をする人は、落ち込みというものを大袈裟にとらえている傾向にある。私も、あなたも、誰だって落ち込む。落ち込…

行うことは貫くべき

お正月の風物詩といえば、その一つは箱根駅伝。小さな子供からお年寄りまで、大勢の老若男女が沿道から旗を振りながら、大きな声で選手たちを応援する。なぜ人は「がんばれ、がんばれ」と応援するのだろう? 「みんなの応援があったから良い結果を出せました」と感謝する選手たちもいる。 仏道は完全無欠の道だと、仏陀は強調する。実践する人々は、間もないうちに一切の煩悩を滅し、解脱に達するのだと保証する。ならば、仏弟子は全員、解脱に達するはずだ。しかし、現実はそうではない。修行方法は完全でも、中

「自分すら頼りにしない生き方」が、自分を救う

どんな人でも、いざとなれば自分という人間はそれほど頼りになる存在ではない。自分の心を少しでも観察すれば、すぐにわかることだろう。 「私は強い人間だ」と思っている人でも、誰かに批判されたり悪口を言われたりするだけで、心は揺らぎ、傷つく。予期しない出来事に見舞われたら、ショックを受けて落ち込む。「私は賢い人間だ」と思っている人でも、仕事でトラブルを免れることはできないし、人間関係の問題なしにやっていくこともできない。そんなときに自己観察すれば、「私は頭がいいなぁ」とは、さすがに

私たちは「生きる」という学校の生徒

私たちは、なぜ学ぶのだろう? 答えは簡単。学ばないと、生きていけないからだ。 生きること=学ぶこともし、私たちが生まれてから何も学ばなかったら、まともに生きていけるだろうか。100%不可能だろう。学ぶことなしには、食べることも、歩くことも、人と会話することも、本を読むこともできない。生まれたばかりの赤ん坊は、猛烈な勢いで勝手にどんどん学んでいく。それが生きることだから。私たちは、生きるために学ぶ。さらに言えば、より良く生きるために学んでいるわけだ。 生きるとは、すなわち学

和合を実現する仏教の智慧 TOP3

どんな人でも、判断してから行動を起こす。思考は行動の母だから、思考が清らかになれば、人は、おのずから他を助ける行動に移る。たとえ物事が希望どおりに進まなくても、その人に葛藤はなく、落ち込むこともない。清らかな思考は無私だから。 平和を築く行為は、まず沈黙から始まる。私たちの心に平穏がなければ、世界の平和のためにできることはほとんどない。行為でないものが、すべての行為の源泉になる。 仏陀は生涯を通じて、人々に和合の生き方を教えようとした。仏教の和合は、「水と牛乳が混ざり合う

揺るぎない幸せをつくるには?

世界的に広まったマインドフルネスの元ネタは、仏教の実践(八正道)の一つである「気づき(サティ、正念)」。ただ、中身を見ると、理論面でも実践面でも仏教とは比べものにならない。 一番の本質的な違いは、実践の目的にある。マインドフルネスのテーマは「いかに生き延びるか」。そのための手段として「今ここ」に集中することが強調される。仏教の目的は、生を脱出することだ。仏陀は、正念について、このように説く。「人間のすべての憂いや悲しみ、悩みをなくしたいと願うなら、実行してください。生きとし

執着は、生きる原動力ではないか?

執着は、確かに、苦しみを生み出す。しかし同時に、人間の生きる原動力ではないか? 執着を捨ててしまうと、生きる力を放棄することになってしまわないか? この気持ちは、人間なら誰でも持っている正直な感情だ。「私の原動力はこんなもの」と理解していることは、何も理解せずに生きるよりよっぽど良い。 楽しく生きることが問題なのではない。執着することが問題だ。たとえ良い活動をしていても、執着が割り込むと、人生に逆風が吹く。人間だけでなく、どんな生命も、いろんなものに執着して生きている。しか

人類の本物のリーダーとは?

悟りに達する道と、社会を発展させる道は、二つの道ではない。同じ一つの道だ。心を清らかにすれば、社会も発展する。世界も幸福になる。心を清らかにするプロセスは、そのまま社会の発展につながる。人を助ける時は、無執着の心で助ける。助けることができたことを喜び、相手が幸福になったことを喜ぶ。執着があると負担になる。仏教の実践者は、「助かったら、もう忘れてください。さようなら」という無執着の心で助けてあげるから、相手には何の負担にもならない。 世の中にモラルを語る人は多いが、モラルを守

与えれば、誰でも幸福になれる

電車でお年寄りや妊婦さんに席を譲らない人が増えている。ある調査結果によると、「あなたは優先席以外でも席を譲るべきだと思いますか」との質問に「はい」と答えた人は全体の約半分(57.1%)に止まり、席を譲る意識が低下していることがわかった。マタニティマークをつけた妊婦さんが目の前にいるのに、眠っていて気づかない振りをする。お年寄りが席を探していても知らん振り。そんな人が増えているようだ。 仏教は、「与えることは善行為の始まり」と教える。「与える」と聞くと、ハードルが高いと思えて

この世で目指すべき、たった一つの目的

人は常に何かを頼り、何かを信じる。心に不安がある限り、信じる癖は消えない。仏教徒は、仏・法・僧という三つの宝(三宝)に帰依して生きる。「三帰依」という。 帰依とは、仏法僧の三宝を自らの生き方のガイドとし、指導者・先生として尊敬すること。仏陀は努力によって完全なる悟りを開いたのだ、その方法も明確に教えたのだ、成功を収めた弟子たちもたくさんいるのだと思うと、自分も努力すれば心の不安を完全に取り除くことができると自信がつく。これが三帰依を行う意味。三帰依する人は、他の何かに頼ると

知らないのはヤバすぎる。成功する人の特徴

パナソニックの創業者、松下幸之助翁は、生涯を通じて「素直な心」を追求した。松下翁によれば、素直な心とは「寛容にして私心なき心、広く人の教えを受ける心、分を楽しむ心」。仏教でも、人格の成長に欠かせない項目の一つは、「素直に聞き入れる性格」(suvaca)。 人は、いつでも他人から教えてもらい、学んで成長する。教えてもらうことは人間の宿命。善き先輩のアドバイスを「素直に聞き入れる性格」がなければ、人格の成長は覚束ない。ところが、私たちは何かをするとき、いつでも「私は正しい」とい

善には、「功徳(puñña)」と「善行為(kusala)」の2種類がある

「善い行い」とは、いったい何だろう? 仏教は2つに区別する。①功徳行為(puñña)と②善行為(kusala)だ。2つの違いを理解すると、人格向上に役立つ。 功徳(puñña)功徳行為とは、一般に善行と考えられているもの。困っている人を助ける、地域のボランティアに参加する、環境問題に取り組む、犯罪被害者のために寄付するなど。その特徴は、どれほど頑張っても完成できないことにある。たとえば、湯水のように資金をつぎ込んでも、感染症のパンデミックは根絶できないだろうし、感染症の問題

勇気ある人は、自己観察を諦めない

自分に自信が持てません。どうしたらいいでしょう? ネガティブに考える癖は、どうすれば治りますか? 事あるごとに、「どうせ私なんて...」と思ってしまう。なぜ人は、他人と自分を比較して、自信をなくしたり、マイナス思考の沼にハマったりするのか? 仏教の答えは実にシンプル。心のどこかで、「私はたいした人間なんだ」と思っているからだ。 納得できないかもしれないけど、事実だから仕方ない。自分自身をありのままに見つめて、「私は、たいしたことない、ちっぽけな存在だ」と本心から認めているな

日常を善で満たす

人間社会の善悪は、勝手気ままに決められている。ある時代に善とされていたことが、別の時代には悪とされ、その逆もある。仏教では、心の立場から現象をみる。まず「汚れている心がある」と確認して、「汚れている心で行動するとき、その行為は不善である」と認める。このようにみると、時代にも場所にも社会状況にも影響されることなく、いつでも普遍的な立場で善悪を判断できる。考えたり、話したり、行動したりするときの心が汚れているかどうかで、客観的に善悪が判断できる。 たとえば、ライバル意識をむき出

「やりたい仕事がやれない」なんて当然!

「希望する職業につけない...」「やりたい仕事ができない...」と悩んでいる人は大勢いる。会社員の多くが、「望む仕事が与えられない」としきりに嘆いている。よくある悩みだが、一体、何が問題なのだろう? やりたい仕事ができない。それだけ聞くと、なんだか問題のように感じる。しかし、少し冷静に考えてみると、この世の中には「やりたいこと」なんてほとんどないことに気づく。私たちの周りにあるのは「やらなければならないこと」だらけだ。 子供を産んだ母親は、「やりたいから」という理由で、1

フリン・ウワキ・バイシュン

キリスト教やイスラム教は、同性愛を”悪魔の行為”と忌み嫌い、差別や迫害の対象にしてきた。仏教は、同性愛を否定も肯定もしない。仏教徒が守るべき五戒(Pañcasīla)の3番目は「不邪淫戒」だが、同性愛は邪淫にあたらない。 Kāmesu micchācārā veramaṇī sikkhā padaṁ samādiyāmi. 私は「淫らな行為をしない」という戒めを受けて守ります。 不邪淫戒は、直訳すると、  Kāmesu(諸々の欲において)  micchācārā (間

落ち込みなんて、簡単に対処できる

落ち込んだときは、どうしたらいいでしょう? この手の質問をする人は、落ち込みというものを大袈裟にとらえている傾向にある。私も、あなたも、誰だって落ち込む。落ち込むのは当然。仕事がうまくいかなかったり、人間関係でトラブルがあったりしたら、嫌でも落ち込んでしまうのが当たり前。 つまり、「落ち込み」などというのは、あくびをするようなもの。日常のちょっとした瞬間に、ちょくちょく出てくるものなのだ。「あくびが出た時、どうしたらいいでしょう?」と真面目に相談する人はいない。落ち込みだっ