見出し画像

海外渡航者のPCR検査と陰性証明書

毎日のように田植え作業の光景が目に飛び込んでくるここ石巻。少しずつ緑に彩られてくる田んぼたち。今年も立派に美味しく育ってほしい。

僕が協力隊として活動する農家さんの田植えはもう少し先。今はその準備期間。田んぼに水を少し流して、トラクターで土と水を馴染ませ平にならしていく「荒代かき」。その時大きな土の塊も割りながら、昨年の稲刈りで残った藁や雑草、そして肥料をすき込んで行く。その後、もう一回同じような作業を田植え直前に行う「植代掻き」。田んぼの表層部をより細かく砕き、土をドロドロにして行く。これをしないと上手くお米の苗を田んぼに植えることが出来ないからだ。

田んぼ作業を行いながら、周りの畔の除草作業も行っていく。これも中々の大変な作業だ。なぜなら、畔は平らではないし狭いし、場所によってはぬかるむ。重たい自走式除草機を操作しながら進むのは、かなりの重労働になる。これを自分より30歳近く上の先輩たちが毎年数回行っているのかと思うと、本当に頭が上がらず、尊敬するばかりだ。

そんな近隣先輩農家さんの田植え作業を横目に、心地よい天候のもとドイツに戻る前まで引き続き農業を日々勉強させてもらっている。

ドイツに戻るといえば、ここ数日海外渡航者向けに経済産業省が提供するポータルサイトサイトTeCOT(Testing Center for Overseas Travelers)と呼ばれる海外渡航者新型コロナウイルス検査センターに登録し、利用している。

海外の渡航先次第で、入国72時間や48時間以内に国内でPCR検査を行い、その陰性証明を入国時に提示しなければならない。

そこで、このTeCOTは、その渡航者らがオンライン上でPCR等検査可能な医療機関を検索・予約できるサービスを提供している。証明書もメールにてデジタルで送ってくれるそうだ。

ちなみに日本からドイツ入国の場合は、現時点で5月12日まで48時間以内にPCR検査を出発国で受けるのが義務付けされている。ただし、6歳未満は検査不要。

どいうこと...?子供は必要ないんだ、と不思議に思うけど。

まだ検査予約は取っていないが、僕らが受けるのは唾液PCR検査。所要時間15分程度。保険適用検査以外の自由検査は、診察料や消費税込みで一人23,000円。渡独に際して出費が日々かさむ中、さらなる出費。家族5人分でなくて助かったけど、それでも大人2人分で46,000円。こんな時期に渡航するんだから仕方がない。それでドイツに行けるのであれば良しとしよう。

そして飛行機に乗る際も、各航空会社の搭乗ルールに沿ったマスクを装着しなければならない。ただし、陰性証明書があれば、マスクを付けなくても良いみたいだけど。

基本的にどこの航空会社でも、日本の防じんマスクのDS2に相当するものでなければならない。DS2は日本の厚生労働省が定めた国家検定規格に適合したマスク。ヨーロッパならFFP2マスク。アメリカならN95マスクなど。

ここまで来ると、ドイツまで一体どんな道中になるのかと、不安を超えてある意味楽しみになってきた。プラス、子供3人。特に真ん中の子はイヤイヤ期真っ只中。そんな子供たちを引き連れてのトランジット含めて約1日かかる長旅。

無事ドイツについても間違いなく擦ったもんだが待っているに違いないし、今後の記事ネタが当分つきそうにない。きっと新たな境地の至ることができる経験になるだろう。

残り日本生活1ヶ月。いろんな不安と楽しみを抱えながら、コロナ感染に十分気をつけて、仕事にご挨拶まわり、そして家族との時間を大切にして行きたい、と思う日曜日のおやつどき。

ここで今日のドイツ語!

飛行機:Das Flugzeug(ダス フルーグツォイグ)
空港:Der Flughafen(デア フルーグハーフェン)

それではまた来週!先週は記事の投稿をサボってしまったけど!!
Bis nächste Woche!! 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?