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一人暮らし・食材の買い物は週一で充分【休職しての気付き】

日々、会社員として働く私は、それなりに忙しい。22時以降に帰宅する日が続くことがざらである。
無理がたたり年末から体調を崩し、今年に入って休暇をいただくことになった。社会人生活10年弱、1週間の休みもとれたことがなかったので、非常に新鮮だ。

多忙な毎日を過ごしていた一方、日頃のくらしを大切にしたいという想いが募っていた。その想いと現実との差が、自分を苦しめていた原因だろう。

これまでは、2日でも休みがあれば、旅行をしたりと予定を詰め込んでいたのだが、今回の休みは「自分の心と身体と向き合う」休み。
まずは、家の中で散らかったアタマとモノを整理することから。

休み期間に得たことはたくさんあるが、一番驚いたのは「食材の買い物が週1で」充分だったことだ。
「まとめ買いをしているのでは」という声があがるだろうが、一度に買う量はさほど変わっていない。
では一体なぜか。

理由は、忙しい時は、冷蔵庫の中の食材の種類が少ないことが不安で、不必要で無駄なものまでたくさん買い込んでしまっていたからである。
そのため、食べきれずに廃棄するもの、賞味期限切れになるものが、一定の量あった。

忙しい時は、朝はお菓子、昼はコンビニや外食などで済ませ、調理するのは夕食のみであったはずなのに、週に2、3回はスーパーに行かないと不安だった。

休みに入ってからは、一日3食調理をするのに、スーパーへは週に1回ですんでいる。
使い切ることを覚え、冷蔵庫の中に何が入っているかを、整理できているからだ。
時間があるから「気合い入れた料理を作ろう!」と頭をよぎったが、意外にも忙しい時と変わらない短い時間でも、栄養があり品数の多い料理を作れるようになった。
使う食材が限られているから、今日の献立を考える時間が圧倒的に減り、さらに自分にとっての「食べたいもの・料理したいもの」がわかりやすくなった。
買い出しの際も、食べられる量だけを買うことを意識すると、その時の旬な食材を選んで買うことができる。(しかも旬な食材は価格もお手頃なのだ)

自分の「心」と自分のもっている「時間」に余裕がなく、1つ1つの「モノ」に対しても向き合う余裕が無かった。
向き合うことによって、全てがシンプルにまわっている感覚になり、日々の生活が豊かになった。
今回の話では「モノ」は食材にあたるが、その他、衣類や食器、日用品などについても向き合う余裕の大切さを身に染みて感じた。



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