シェア
ささじろー
2024年7月21日 20:15
私のひぃばぁちゃん。そう、母方のひぃばぁちゃんはちょっと癖があり、謎めいたひぃばぁちゃんだった。今思うと、誰にも似ていなくて、誰にもキャラが被っていなくて、細っいのに誰にも何も言わせないオーラを醸し出していた。私の記憶に残っているひぃばぁちゃんの姿は、掘りごたつの奥角席で、キセルをくわえ少しだるそうに座っている姿だ。じぃちゃんは町の偉いさんをしているみたいだし、ばぁちゃんは専業
2024年9月12日 10:29
誰もがそうであるように、私だって人生においていろんな人に出会ってきた。憶えている人もいれば、チラッとあっただけの人は忘れていたりもする。面白いのは同じ時間、同じ場所で会っていたはずの人たちでも、憶えている人とほとんど憶えていない人もいる。そんな中で、私に強烈な印象を残していった人がいる。決して抜群の容姿をしていたとか、私自身が恋焦がれていたとか、何かしら秘密を握られてい