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[キャリア]自分原因論適用の成功条件

はじめに

みなさんは自分原因論についてご存知でしょうか?アドラー心理学や7つの習慣等でご存知の方も多いと思います。誤解を恐れず簡単にまとめると、人はある事象に対して自分の考えを投影し、その事象を解釈しているということです。自分が悪いって考えとけばいいんでしょ?とよく誤解される方がいますが、それは個々人が自分原因論から論理的に導き出すある1つの結論であり、自分原因論から導き出される唯一無二の結論ではありません。私個人は、ある事象を解釈する際に、常に自分の考えが投影されていることを意識することこそ、自分原因論の本質だと考えております。この記事では、自分原因論から導き出される結論を個々人にとってより良いものにするための条件について私の意見をまとめましたので紹介します。

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結論

条件は2つあると思います。


-第三者の視点を積極的に取り込み、自分がコントロールできることとできないことを明確にする。

-自分の人生の価値観を明確する。

解説

第三者の視点を積極的に取り込み、自分がコントロールできることとできないことを明確にする。

思い返すと私は20歳の頃から自分原因論でものごとを考えていたと思います。学生時代から社会人1年目までは、単に自分が悪いとすべてのことがらについて解釈することが自分原因論だと考えておりました。しかしながら社会人も2年目になった頃、学生時代とは決定的に異なることに気づき始めたのです。それは、学生時代にはないくらい多くの自分以外の個と関わり、協力し、ものごとを前に進めていくということです。当たり前だと考える方もいるかも知れませんが、学生時代PCに向かって深層学習の研究に没頭していた自分にとって、その変化は驚きでした。
多くの自分以外の個と関わると、当然自分ではどうしても変えられないこと、コントロールできなかった結果に直面します。私自身も会社内で相当苦労しましたが、ここで詳しくエピソードを述べることはしません。当然、1つ1つの結果を振り返ると、自分の実力不足で片付けられるものも存在します。世の中には完璧な人間などそういないものですから(自分は何人か知ってますが)、自分が悪いとすべてのことがらについて解釈することが自分原因論だと考えるのも人生において感度80%のパフォーマンスは出るでしょう。しかしながら、自分が反省すべき点と自分ではどうしようもなかったことについて分けることで特異度のパフォーマンスも上げないと、自分自身を追い詰めて精神を壊してしまうこともあります。自分を守りながら努力を続けるためには、感度、特異度の両方のパフォーマンスを上げる必要があるのです。
ではどうすれば自分が反省すべき点と自分ではどうしようもなかったことについて分けることができるのでしょうか。その答えは徹底的に第三者の視点を取り込むことに尽きると考えています。私は社内の様々な部門の方々と定期的にタッチポイントをお願いして、自分の考えたことについてフィードバックをもらう、またはメンタリングをしていただいてます。また、社内だけではなく、社外で活躍されている方、活躍している高校、大学時代の友達とはその考え方を学ぶために、定期的に会うようにしています。こうすることで、自分の中でバランスを取れるようになり、最近は日々が充実している気がしています。
自分の人生の価値観を明確する。

上記自分が反省すべき点と自分ではどうしようもなかったことについて分けることができたとします(現実はそんなことはありえないので、結局は自分の決断に対する反省の連続になることが予想されます)。理論上完璧に分け、あとは反省を開始するだけの状態とします。ここでもう一度考えてほしいのが、その反省はあなたの価値観に合うのかどうかということです。その反省はあなたの一番やりたいことに近づく一歩でしょうか。私はすべてのものごとを4つの価値観に当てはめて優先順位を決定しています。
1. 家族主義
2. 選択肢の増加主義
3. 人のため主義
4. 自分の成長主義

1が自分にとって最も大切な判断基準で大切にする順番にならべています。決断をする際、反省に基づいて次のアクションを行う際に、これら4つの価値観に合致しない場合はその時点で行動をやめます。自分原因論も究極的には個々人の決めた、原理原則、大切にすることに合致していなければならないのです。


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