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海外学部進学は誰が何と言おうができる

はじめまして。日本生まれ日本育ちの日本人であり、海外生活を始めて8年、イギリス医学部に進学して5年のさりねかです。

海外に出た頃はいろいろな理由があり、それまで留学したこともなく、英語が特にできるわけでもなく、全く身寄りも所属機関もなく、ゼロの状態から現在イギリスの医学部に在籍するまでほぼ一人で情報収集をしてきました。そんな中思ったのが

「海外留学(特に学部留学)を考えている場合、ウェブでの情報収集がうまくいかない」ということでした。


ネット(特に日本語)の情報はまちがいだらけ

もちろん私も最初は日本語で「イギリス」「学部」「留学」などのキーワードで調べていたのですが、まず情報数が少なすぎました。また情報らしきものがあっても古かったり、出所が曖昧であったりするものがほとんどでした。かといって英語で調べたところで日本人向けの情報が出るわけでもなく、学部留学を考えている人にとっては何とも難しい状況でした。

また、これは日本語のサイトにありがちなのですが、とにかく留学しようとする人に対する批判は目を見張るものがありました。特にオンラインの知恵袋などでは留学に関する疑問が投稿されていると必ずと言っていいほど「無理」「現実を見ろ」というような意見が大多数の支持を受けているようでした。筋立てて説明を書いてあるアンサーもあり、信憑性が高そうなものもたくさんありました。私は現実的に海外で身を立てる方法を模索しなければならない状況にあったので、正直とても落ち込みました

結論を言うと、そのような回答のほとんどは間違いです。私の場合は背に腹を変えられない状況があったので、そこで止まることなく実際に行動を起こし、失敗も多く経験しつつやっとのことでイギリス医学部進学しました。そこにたどり着いた果てに、あらためてふと自分の得てきた情報を見返して、そのいい加減さに愕然としました。


マガジン「海外の医学部に行きたい!」について

言うまでもありませんが、私は海外にコネクションもなければ帰国子女だったわけでも、特に英語ができたわけでも、なにか賞をとったわけでも、すごい野心家だったわけでもありません。しいて言えば英語は苦手ではなく、やむをえない事情があり、比較的年長であり、留学を始めさせてもらえる資金がありました。

最近体感として大学のほうに日本から訪れる高校生が増えてきており、講演などを依頼される機会が増えてきたので、そういった情報のニーズも増えて来たのではないかと推測します。海外進出を考える方々が不正確な情報に踊らされることのないよう、これまでの経験をnoteのマガジンという形で、記事にまとめようと考えました。何か知りたいことなどがあれば、コメントいただければそれに関する記事を書くことも考えています。たくさんの高校生が海外進出する日が来れば、海外学部留学について正しい情報が出回る日は近いのかもしれません。その日が来るまで、これらの記事が皆さんの何らかの役に立つことを願います。





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