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ADHDとHSPの併発はあると思う

ネットで併発は無いんじゃないかという意見をみました。

しかしながら、個人的な意見ですが…

全然これはあるんじゃないかなぁと思います。



一つの可能性として、書き記してみます。

私の場合、どちらもほぼ全て当てはまります。

医師の診断を受けたわけでなく、自己判断ではありますが、ADHD不注意型とHSPを併発している可能性を感じています。


ADHDという言葉に出会ったのは、社会に出てからです。

中学生頃から授業中に居眠りをするようになりました。
ただ、成績は中の上であったため、自分も親もADHDとは気づかずに過ごしました。

言われたことをすぐ忘れてしまうので、家でも怒られていました。
その頃から自尊心は大変低かったです。

そんなこんなで大学生の頃には、うつ病の可能性もある社会不安障害になってしまいました。
精神病院にも通い、薬ももらいました。
催眠療法にも行きました。

私は、惨めな気持ちになって催眠療法の宿題が出来なくなったので途中でやめてしまいましたが(ひたすら呼吸に集中するというもの)、効果がある人もいるのではないかとは思います。

社会に出ると困ることはたくさんありました。
まず、困ったのは、優先順位をつけるのが難しいこと。
物忘れが激しいこと。
ケアレスミスが多いこと。
集中力が持続しないこと。
日中の強い眠気。
順序だてて話す事が苦手であること。

こんなに自分ができないとは思わず、理想と現実とのギャップに悩みました。
不注意型ADHDのミスが多いのに、HSPなので気にしてしまう。
なかなか、相性がわるい組み合わせだと思います。

ADHD不注意型の特徴を引用します。

細かい注意を払うことができない。
不注意から失敗することがよくある。
注意を持続しつづけることが難しい。
話しかけられても聞いていないように見える。
指示されたことをやり遂げることができない。
順序立てて課題を進めることが難しい。
継続して課題に取り組むことが難しい。
よく必要な物をなくす。
よく関係ないことで気が散る。
忘れる・抜け漏れることがある。

この項目を初めてみたときは、驚きました。
めちゃくちゃ当てはまったからです。


「いや、これ私のことじゃないの」と。


日中の眠気について最近知ったのですが、中学生頃から顕在化する事が多いらしいです。

中学生のときから授業中に居眠りするようになってしまったので、ずっと不思議だったんですが、症状のひとつだったわけです。

努力が足らないからではなかったのだと、最近知ってホッとしました。
それなら仕方ないと自分を許せました。


多動の場合は、また違った症状もあります。
多動は、わたしの場合はあまり目立つ症状はありません。
頭のなかが、多動です。


さて、最近話題にもなっているHSPの特徴です。

1. 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
2. 他人の気分に左右される
3. 痛みにとても敏感である
4. 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
5. カフェインに敏感に反応する
6. 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
7. 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
8. 騒音に悩まされやすい
9. 美術や音楽に深く心動かされる
10. とても良心的である
11. すぐにびっくりする(仰天する)
12. 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
13. 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど)
14. 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
15. ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
16. 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
17. あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
18. 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
19. 生活に変化があると混乱する
20. デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
21. 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
22. 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
23. 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた


私は、この診断だとカフェイン以外が当てはまります。

共感力があり過ぎて、人の思考を感じとってしまう。
周りの感情に敏感に反応し、振り回されてしまう。
悲しいニュースにショックを受けて、一日中被害者遺族や加害者の気持ちを考えて疲れてしまうなんてこともありました。

今は、悲しいニュースに心揺さぶられることは、少なくなりました。
自分と他者の境界線がはっきりしてきたのかなと思います。

音が反響するガヤガヤした場所は今でも苦手です。


同じように悩まされている人もいるかと思い、書いてみました。


ADHDHSPの併発の方は実は多いのではないかと個人的には思っています。



何度も何度も躓いて転んできました。
思い返してみれば、大抵その時の悩みはADHDとHSPによるものでした。
今でも悩まされています。

なかなかのハンデを背負ってしまったなと思います。

でも、人生に障害物のない人はいないです。
それぞれにそれぞれの障害(越えるべき壁)があります。

また完璧な人間なんていません。
人はなんらかの欠点があると思います。
それが社会で障害と呼ばれるものもあれば、そう呼ばれないものもある。

わたしの場合は、それがADHDとHSPとして現れただけだと考えています。

時代や環境が変われば、今現在障害とされているものが有利に働き、普通が反転するかもしれない。
マスクをつける世の中にがらっと変わってしまったように。
この社会の上での普通とは、その程度だと思います。

ですので、私はADHDとHSPの診断を受けに行ってはいません。
欠点であるものの特徴であって、病気とは捉えていないのです。

工夫によって、上手く補うことは出来るかなと思っています。

すぐ忘れてしまう欠点を補うために、タスクマネージャーは有効のようです。

タスクマネージャーのアプリに忘れそうな内容を入れて、チェックするようにしています。
またこれは、自分がやってみて有効だったものをまとめてみたいと思います。

そんな工夫もあって、なんとかなる部分もでてきました。


しかし、今私がいるのは百貨店で厳しいルールの下に置かれています。
これ以上続けていけない状態になりつつあるので、相談しようとは思っています。

私だけじゃなく、全ての困ってる人に言いたいのですが、
頑張ってみてもどうしようもなかったら、逃げてもいいと思います。
休んでもいいと思います。
本当に辛かったら、壊れる前に他人を気遣うように、自分も気遣ってあげてください。

なかなか承認欲求が満たされることも少ないかもしれません。

ハンデを追いながらもこれまで頑張ってきてる自分を励ましてあげてくださいね。

よくやってきた!
生きてきた!すごいことだ!


悲観的になりすぎず、無理せず、1歩ずつ向上していけたらいいなと思います。


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