マガジンのカバー画像

PowerPointで魅せるスライド資料

20
パワポの操作方法とともに、スライド資料の「魅せ方」も同時に解説。パワポも使えて魅力的な資料も作れる、そんなあなたに変身しよう!
運営しているクリエイター

#スライド

Vol.20 【スライド資料の最後のページ】

スライド資料の最後のページには、何を書きますか? 話の流れの最後のページで突然終わる 話の内容の「まとめ」を書いて終わる 「ご清聴ありがとうございました」スライド あなたは、上記のいずれかを選んでいませんか? 答えは全然 別なところ にあります。 プレゼンの最後のページは、印象付ける最後のチャンス!突然ですが、 わたしは、財布を忘れることもあるがパソコンが得意だ。 わたしは、パソコンが得意だが財布を忘れる 一行目と二行目どちらが「パソコンが得意」という印象が

Vol.19【見た目を揃えたデザイン】

Vol.1~18で一通りのスライド資料の作りこみを行ってきました。 Vol.9で文字だけだったスライド(下図)が、 Vol18までで、図もグラフもアニメーションも表も入ったスライドになりました。 今回は、わたくし讃良屋がこだわっているデザインの「揃える」について、触れてみましょう。 揃える!揃える!揃える!デザインの基本は、「揃える」ことです。 テキストボックスを2つ使って、SHIFTキーを押しながら2つともクリックし複数選択し、[ホーム]の[描画図形]の[配置]をク

Vol.18【スライドショーの作りこみ】

今回は、いよいよ本番を意識したスライドショーの作りこみです。 パソコンを持参してプロジェクターに投影すると、プロジェクターには全画面にスライドが、手元のパソコンにはスライド以外に様々な表示が出現します。 そこには、マウスポインタを受講者に見えやすくするツールや、差し込む余談などのネタを書いておくスペースがありますよ。 スライドショーの操作スライドショーは、マウスのボタンクリックで次のスライドに移動しますが、キーボードの[←] [→]キーでも操作できます。 スライドショ

Vol.15【アニメーションを付ける】

今回は、スライドを表示する際に、ページめくりだけではなく、ページ内の要素を順に出現させるアニメーションについて、設定方法を説明したします。 アニメーションのサンプル今回は次のようなアニメーションを付けてみます。 今回作成するアニメーションは以下の動きとします。 アニメーションを付けるメニューより[アニメーション]を選択します。 まずは最初に出現させるグラフを選択します。 選択すると、メニュー中のアニメーションが使用可能となります。 グラフは表示させる(アニメーショ

No.9【スライドを作り出す】

構想が決まったら、いよいよパワポづくりです。 この時点で、「パワポ作るの面倒だなぁ」と思っている方は熱意が不足しています。再度、構成を組みなおしてください。誰に何を伝えたいのか?深堀しましょう。 この時点で、早く伝えたい!早くセミナーしたい!早くプレゼンしたい!という方、その気持ちを抑えずに突き進みます。 「文字だけスライド」を作る構成を考えるとスライド化したくなりますよね。 1枚1枚丹精に作っていると、全体像を見失ってしまう可能性が高いです。最初の方のページは綺麗に

No.8 【全体のストーリーを作る】~③ページネーション(構想)~

前回はこのようなシチュエーションでストーリーの粗削りを作成しました。 はたして、「これから始めたい」聞き手はこの流れで魅力を感じてもらえのか考えてみます。 聞き手の気持ちになって見直す「初めて投資をする人は、仕組みより元本割れのリスクを一番気にするなぁ」 「難しいと思っているだろうから、運用はほったらかしでいいことを伝えないとなぁ」 と、自分が初めてNISAするときに思ったことを思い出して、あれこれ考えてストーリーの順番を変更してみましょう。 これなら、受講者が聴いてい

No.6 【全体のストーリーを作る】~①「だれ」に「なに」を伝える~

No5までは、スライド全体の設定の仕方を説明しました。 スライド資料作りに表裏があるとすれば、表面はパワポを操作してデザインを考え一枚一枚を作る楽しい作業ですが、裏面は全体構成を考えスートリーを仕立て、聞き手に届くように何回も試行錯誤する苦しい作業です。 今回もパワポ技術から少し離れて、ストーリー仕立てについてお伝えしたいと思います。 スライド資料の書き出しって、どうしたらよいか戸惑いますよね。 伝える相手をイメージする「だれ」に「なに」を伝えたいのかを決定します。それ

Vol.5 【見やすい資料へのコツ】

数回に1回は、パワポの機能紹介ではなく魅せる資料の作り方について書きます。今日がその初回です。 重要ポイントをわかりやすく伝えれたいなと思っています。 今回は、配色プロ!からも意見を頂戴してきました! 見やすい資料と見づらい資料見づらい資料 見やすい資料 今回の意識するポイント色は3色まで ポイントははっきりと 文字を入れすぎない まずはこの3つ、気を付けてみましょう。こだわってみましょう! 色についてはいしょくせんせい(@haisyoku_sensei)に聞

No.4 【テーマを決める(自作する方法も紹介)】

全体の調和をつくりだすテーマスライド資料にテーマを設定すると全体の調和のとれた資料が作成されます。 新しいページを数ページ追加してから、テーマ作りの作業をすると、作成しているテーマのイメージ、わかりやすいですよ。 既存のテーマを適用する ツール バー リボンの [ デザイン ] タブを選択します。 全体の雰囲気に合った[テーマ]を選択、色合いなどは[バリエーション]から選択します。 このテーマ中に、ピンときたものがなかった場合は、下記よりダウンロードしてきて適用すること

No.3 【スライド番号を挿入する】

スライド番号を挿入しますスライド番号を最初に表示するように設定することで、番号を考慮したデザインで作成することができます。 必要としない場合は、入れないでくださいね。 ツール バー リボンの [ 挿入 ] タブを選択します。 テキストの[スライド番号]をクリックします。 [ヘッダーとフッター]画面の、スライド番号 と タイトルスライドに表示しない にチェックを入れます。 [すべてに適用]をクリックします。 次からは新しいスライドを挿入すると、ページ番号が付いてきま

No.2 【スライド全体のフォントを統一する】

全体のフォントを統一する全体のフォントを統一しましょう。フォントが統一されていることで、見やすいスライドを作成することができます。 ツール バー リボンの [ デザイン ] タブを選択します。 [バリエーション]の中にある▽をクリックします。 [フォント]をクリックします。 リストの一番下にある[フォントのカスタマイズ]をクリックします。 (既製のフォント選択をすると、数種類のフォントの組み合わせ使用してしまいます) [新しいテーマのフォント パターンの作成] 画面

No.1【スライドサイズを決める】

今回からは、「魅せるスライド資料の作り方」をご紹介します。 原則:一枚のスライドで伝える内容は1つ まずはこの法則のみを守ってつくります。 この法則、スライド数が増えてしまいますので、No1-No4では、スライド全体の基礎部分を設定することにします。 No.1 スライドサイズを決める No.2 スライド全体のフォントを統一する No.3 スライド番号を挿入する No.4 テーマを決める(自作する方法も紹介) で進めます。 本当は、セミナーやプレゼンの流れ(構成)を組み立て