No.8 【全体のストーリーを作る】～③ページネーション(構想)～

前回はこのようなシチュエーションでストーリーの粗削りを作成しました。

はたして、「これから始めたい」聞き手はこの流れで魅力を感じてもらえのか考えてみます。

聞き手の気持ちになって見直す

「初めて投資をする人は、仕組みより元本割れのリスクを一番気にするなぁ」
「難しいと思っているだろうから、運用はほったらかしでいいことを伝えないとなぁ」
と、自分が初めてNISAするときに思ったことを思い出して、あれこれ考えてストーリーの順番を変更してみましょう。

タイトル：「お金には旅をさせよう」～積み立てNISAの効能～
↓　自己紹介
↓　160万円が7年放置で200万！NISAをすぐに始めよう！（ゴールの提示）
↓　国が進める銘柄しか買えない！リスク最小！(特徴の説明)
↓　あとは勝手に定期投信（運用の説明）
↓　NISAは利子にも利子が付く複利（NISA仕組み説明）
↓　税金０（NISA仕組み説明）
↓　相場は不死鳥（体験談）
　だから、7年で200万になる！（ゴール）
・ジュニアNISAもある（種類の提示）　→これはいらない

粗削りストーリーの流れを修正した例

これなら、受講者が聴いていて魅力的だ！という粗削りを、とことん追求して作ってみてください。

スライド一枚ごとの内容に落とし込む

つぎに、スライドを意識し、細分化をします。
一枚のスライドで伝える内容は１つ
ですので、おのずとスライド数は多くなります。

わたしの目安は、講義の時間(分)÷２枚程度まで細分化します。
60分の時間が割り当てられ40分講義、20分質疑応答であれば、
40÷2で20枚程度
に絞って用意します。（実講義時間で考えてくださいね。）

●タイトル表示
●自己紹介
　↓自己紹介
●160万円が7年放置で200万！NISAをすぐに始めよう！
　↓月々2万円の積み立て。積み立て合計168万円
　↓定期預金なら168万円
　↓NISAなら200万円
　↓その仕組みをご紹介！
●国が進める銘柄しか買えない！リスク最小！(特徴の説明)
　↓積立NISAでは高リスク高リターンは望めない
　↓国が厳選した銘柄を買う投資
　↓銘柄例１
●あとは勝手に定期投信（運用の説明）
　↓口座引き落とし
・・・

スライド単位までページネーションを考えると講義の構成が見えてきますね。

次回からは、パワポを使い実際にスライドを作ってみましょう。

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