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ブランディングという「日常」

「ブランディングするぞ~!」と意気込んでいた頃、全然うまくいかなくて、完全にブランディグ迷子になっていました。

「自分のことをどうにか知恵を絞ってキラキラして見せるってことだよね」と思っていた私は、キラキラ輝いて見える人の真似をとにかく沢山やっていたのです。

ブログの文章の書き方、更新頻度、ブランドカラーの設定、ハッシュタグの使い方、写真の雰囲気…。

「真似をすること」というのは、スキルアップには欠かせない要素だと思うのですが、「やっていて苦しい真似」をずっとしていました。

今回のテーマは「ブランディングを楽しむ方法」。

何かお役に立てる記事になっていたら、嬉しいです。


ラテアートのような生活

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ブランディングがうまくいっていなかった頃、「SNSを使う時だけ、ブランディングを意識しよう!!」と思っていました。

そして、その最初の気持ちが間違っていたな、と今は反省しています。

今の私が楽しんでいるブランディングの考え方、方法は「いつもの私で居ること」です。

「いつもの私」のレベルを底上げすることで、「sarari」として表に出すものが自然と変わっていきました。

SNSを使う時だけ、コンサルする時だけ「ハンドメイド作家sarari」というスイッチを入れるのではなく、本名のプライベートな私と「sarari」というハンドメイド作家の私は、いつも程よく混じり合った状態にあります。

プライベートと仕事が程よく混じって、やさしく、穏やかな気持ちで暮らせる状態のことを、私は以前から「ラテアートのような生活」と呼び、目標にしてきました。

コーヒーとミルクが完全に混じり合ってしまうのではなく、ラテアートのようにふわっとした境界線がある。

でも、それぞれがじんわり触れ合って、溶け合って、コーヒーとミルクのどちらもあるから成立する世界観。

どっちもあるから「sarari」が成立するという考え方です。

そして、その生活を目指して過ごしているうちに、ブランディングで大切なのはSNSをどう演出するのか、ではなくて、「日常をどうやって過ごしていくか」にあると考えるようになりました。


ブランディングは表面ではなく「内面」からつくってきた

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「どうやって私をキラキラに見せよう?!」と考え、必死に表面を取り繕うのは辛く、苦しいことでした。

なので私は外側だけのブランディングは諦めて、「ラテアートのような生活」を目指して、内側からごっそり変えていくことにしたんです。

自分の生活を無理やりキラキラに見せようと知恵を絞るのではなく、「理想の生活を送っている作家に、内側からなりきって生活しよう」と考え方を変えました。

「考え方」って侮れません。

どんな行動も、決断しているのは「思考」です。

私がこれまで何度もマインドについてのテキストを書いてきた理由は、そこにあります。

行動だけを変えても、思考が変わらなかったら、新しく始めた行動もなかなか身についていかないと思うのです。

逆に思考が変われば、行動はあっという間に変わります。

そして新しい行動の仕方が身につくと、思考もさらに変わっていきます。

「思考」と「行動」という歯車が噛み合うと、驚くくらい人って変われるものだったんです。


半年前の「石橋を叩きもしない私」のこと

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例えば私は半年前まで「石橋を叩かず、見ただけで『私には渡れない…』と諦める人」でした。

「委託販売?ハンドメイドを始めてまだ1年ちょっとで、全然作品も売れてないし、私にはまだ早いよ…」

「オリジナルの台紙なんて、売れてない私には勿体なくて発注できない…」

「私なんかが14kgf素材を使うなんて、まだ早いよね…」

これら全てが、半年前の私です。

どうにかして人気の作家さんになりたいのに、行動が全く伴っていませんでした。

それは思考の時点で「私には、絶対に無理…」とストップをかけていたからです。

思考の時点で諦めていたのでは、本当は出来ることも出来ないまま。

(つくづく勿体ない時間を過ごしていたなと反省するばかりですが、あの経験があったから今日の記事を書けているので、良い経験だったなと思うようにしています。)

あれから半年が経って、いつの間にかすっかり別人のように思考も行動も変わりました。

そして、そのきっかけとなったのが「理想の作家さんになりきって生活をする」ということだったんです。


内側からブランディングをつくり上げるための「魔法のカード」

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沢山のノウハウを学ぶため、私は沢山の作家さんのSNSやショップを研究してきました。

写真の撮り方、文章の書き方、SNSのプロフィールの書き方、日常の切り取り方、投稿時間、投稿頻度、ハッシュタグの選び方…。

あらゆる人を見て、真似て、自分に「経験」という情報のストックを作ってきたんです。

なので「理想のハンドメイド作家さんになりきろう」と決めた時、参考に出来る情報のストックが沢山あり、スムーズに理想を描くことが出来るようになっていました。

ただ私は忘れっぽくて、イメージしただけではすぐに忘れてしまいます。

そこで活用しているのが「私だけのクレド」という、理想のハンドメイド作家の「キャラクター設定」を書いたカードです。

書き方は簡単で、まず、手帳やノートに「ハンドメイド作家として、こんな生活を送れたら最高だなあ」「プライベートはこんな風に生活できたら、すごく幸せだなあ」と思ったことを、とにかく書き出します。

「もう書ききった!思いつかない!」と感じる所まで書いたら、その中から強く惹かれることや、絶対に外せないことをピックアップして、名刺サイズのカードに書くんです。

ピックアップする時には読むと心がワクワク、楽しい気分になるものを厳選して選ぶようにしています。

そしてそのカードをいつも自分の目につくところに置いて、1日の中で何度も確認するのですが、確認する時は「この設定を目指す」のではなく、「私はこういう人」と、すでにそうなっている気持ちで読みます。


「日常」がいつの間にかブランディングになっている

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「私だけのクレド」をパソコンの近くに置き「私はもう、こういう存在」と思いながら、今日もnoteを書きました。

なりきっていると、最初は「カードに書いた設定の私はこうするな」という判断で考えるようになるのですが、何度もそれを繰り返していくと、いつの間にか「理想」が「日常」になっていきます。

そしてその「日常」をただ発信するだけで、SNSのブランディングが出来ていたのです。

頭で一生懸命に「こうしなきゃ」「ああしなきゃ」と考えず、日常を理想の姿に変えることで、ブランディングを構築する。

これが今の私の方法です。

さて、お腹がすいてきたので、そろそろお弁当の時間にします。

今日も素敵な一日を*゜


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