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「口」ではなくて「手」から伝えたい

私は、「会話」が苦手です。

そのぶん「文章」で気持ちや考え方を表現することが多かった。

「口」から言葉を出すと伝わらないことも、「手」を使って文字にすると伝わるんです。

それはきっと、文字にする作業が私の好きな「一人でできること」であり、且つ、「伝わりやすい表現」をゆっくり選べるからかな、と思います。

今回は私の「SNSでの文章の書き方」について。

何かお役に立てたら、嬉しいです。


頭で考えるのは、最後だけ

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こうやって文章を書く時、頭というよりも、心の奥から「ふわっ」と上がってくるイメージや言葉を可視化している感覚があります。

頭で考えるのは、最後くらいです。

「普段の会話で使わないような言葉を使っていないか」(「推敲(すいこう)」では伝わらないかもしれないので、「文章を良いものにするために何度も考えること」と言い換えるなど)

「『。』までが長すぎる文章は無いか」

「末尾が同じになっていないか」
(「です」で区切った文章の次の文章も「です」で終わっていないかなど)

「各見出しの内容長すぎないか」

などなど、「読みにくい文章になっていないか」をチェックする時には頭を使っています。

でも、基本的には、心から湧いてきたイメージ・言葉を可視化する。

私にとって「文章を書くこと」は、そういうものなんです。


LINEの雰囲気を、そのまま文章に

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昨日、コンサルをさせていただいているハンドメイド作家さんとLINEでメッセージのやり取りをしていた時のことです。(私はLINEでコンサルをしています。)

その方は木を使ったお守りなどを制作されている作家さんで、「noteの書き方はこのままでいいのか、見て欲しい」とご相談があったので、アドバイスをさせていただきました。

そのあと作品を見せていただいたり、何気なくメッセージをやり取りしていたら、作家さんからすごく素敵な言葉が出てきたんです。

あまりに素敵な言葉だったので、思わず、

「このコンサルの雰囲気のまま、〇〇さんの作品に込めた気持ちをnoteにしたためたら、〇〇さんの魅力が伝わるなと思ってしまいました。」

そんなメッセージを送信。

そして自分のSNSについても考えた時、「私は誰かとメッセージをやり取りするように、軽くてやわらかな気持ちで文章を書いていたんだ」と気が付きました。

(そんな気持ちがあるから、今日も書いていて楽しいです。)


「イメージを可視化する感覚」を分解してみる

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心の奥から「ふわっ」と上がってくるイメージや言葉を可視化している感覚

この感覚は、家族や友達など、気心の知れた相手とメッセージをやり取りする時の感覚に似ているのかなと思います。

SNSの文章は色々な人が読むものなので「ですます調」にはしているものの、他は本当に、「仲の良い人とLINEをする感じ」です。

なので書く時に「私が教えてあげる!」「これをやって当たり前!」ということを、考えないようにしています。

読み手を「大切な人」と思うと、上から目線とか、圧が強い感じとか…私はしたくないな、と思って。

大切な人だから、やさしくしたい。

そのために、いつも読み手が「初めてそれを知る」という前提で書いているんです。

言葉についても、同じ。

「これは普段の会話であんまり使わなそうな言葉だな」「これは漢字で書いたら伝わらないかも」と感じたら、噛み砕いて、読めて伝わる言葉に言い換えます。

「殆ど」は「ほとんど」だし、「狼狽える」は「うろたえる」だし、「サスティナビリティ」は「持続可能な」だし…。

普段使わないような漢字を使うと「頭良さそう」に見えたり、横文字は「カッコイイ」雰囲気が出たりします。

でも、読めなかったら、意味が分からなかったら、文章の意図が伝わらないと思うのです。

「文章を書く時は、小学生にも伝わるように書く」ということを聞いたことがあるんですが、私が使う言葉についてのイメージは、それに近いと思っています。


自分が嫌だと思うことは、しない

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私は勧誘されたり、「絶対〇〇しなきゃだめだよ!」と言われたりすることが苦手です。

だから、私はそれらをやらないようにしています。

「自分が嫌だと感じることを人にしてはいけない」と子供のころに教わったものですが、まさにそんな感じ。

あとはいかにも効果があることのように、インパクトの強い言葉を使った文章も苦手です。

本当は自分で選んで良いのに、インパクトの強い言葉があると「これが正しいのかな…」と焦ってしまう。

そして冷静でいられなくなって、私にあったはずの「選択する権利」が奪われてしまう気がして。

インパクトの強い言葉を使うことは「読んでもらうためのテクニック」でもあるので、悪いとは思いません。

「私は苦手だから、使わない」というだけです。

他にも「愚痴や弱音だけの記事を書かない」とか、「自慢話に見えるような内容にしない」とか…、「苦手だから、やらない」と思っている書き方は色々あります。

「自分がされて嫌なことは、しない」

私のSNSは「子供のころに教わったことをそのまま言葉にしているだけなのだ」と思ったら、ちょっと笑っちゃいました。


心があるから、言葉が生まれる

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この記事を書いていて「伝えたいことがあるから、言葉があるんだな」と感じました。

「伝えたいこと」は情報かもしれないし、感情かもしれない。

何にせよ「伝えたい」という気持ち、「心」があるから言葉が生まれたんだなって。

私は「口」から言葉を出すことは苦手ですが、「手」から言葉を出すことが得意であり、好きです。

私は、完璧じゃありません。

だから、言えることがある。

伝えたいことがある。

私は今日も「心」から溢れる気持ちを、「口」ではなくて「手」から、伝えています。


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