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価格設定に振り回されない為の「お金の価値観」

最近、ハンドメイド作家ビギナーさんに向けて行っているコンサルで「価格設定の方法」についてのご相談をいただくことが増えました。

(コンサルの概要はこちら。定員に達しましたが、有料プランに入る前に「お試し1回コンサル」を受けていただけます。ご希望の方はLINE公式アカウントまでご連絡ください!→LINE公式アカウントはこちら。

「方法」ということでご質問をいただくので「私の価格の決め方」をお伝えするんですが、お話を聞いてみると、本題はそこではなくて。

悩んでいるのは「方法」というよりも、「この金額は妥当なのか」という感覚の部分だと感じています。

それに気づいたらどうしても「作家活動をする上で大切にしているお金の価値観」についてお話したくなりました…!!

そこで今回は、ワンコインテキスト「『売上アップ』に繋がったお金についてのマインドセット」の中から、大切な部分をピックアップしてお伝えしようと思います。(記事の全容はこちら。

「価格設定って、案外怖くない」

そのことをお伝え出来たら、すごく嬉しいです。


価格設定が「分からなかった」時の悩み

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コンサルをさせていただいている作家さんと同じように、私も、ハンドメイドを始めたばかりの頃に「この価格は妥当なのかな…」と悩んでいました。

他の作家さんの金額設定を見て「何となく、これくらいが妥当かな」という価格を意識して価格設定をしていたと思います。

「たぶんお客様から見ても高くも無いし、安くも無いはず。妥当な価格だよね」

でも今は「そうじゃない!」と両肩掴んで揺さぶって言いたいです(笑)

それは作品の価格という「価値」を決めるのは、作家さん自身であってほしいと思っているから。


私が思う「お金」の価値観

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私は「1万円札が22円でつくられている」と知って、お金の価値観がガラガラと変わりました。

たった22円でつくられた紙に、1万円という「価値」が乗っているんです。

今まで私にとってのお金は「無いと不安になるもの」「辛いことを我慢したから貰えるもの」だったのですが、原価を知ってからは、「お金は価値という見えないものを可視化するために作られたツールなんだ」という認識に変わりました。

お金はあくまでも、目に見えない「価値」を表現するための「道具」にすぎないんです。


【ここだけでも読んで欲しい!】お金は「感情表現」の道具

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今の私は、お金を「感情表現のツール」と考えています。

「お金ってどんな時に使うかな?」と考えた時、

素敵なアクセサリーや洋服を買う時(素敵な品物を販売してくれて、ありがとう!)
・ 水道代やガス代を払う時
(水もガスも無いと生活できない!供給してくれて、ありがとう!)
・ 親戚が進学したり、就職したりした時
(おめでとう~!!)

が思いつきました。(カッコ内がお金に乗っている私の気持ちです。)

こんな風にお金を使う時というのは、必ずそこに「感情」が乗っている物だと考えているんです。

また、使うだけではなくて「いただく」場合ももちろんありますが、その時もベースの考え方は同じ。

・ 作品を購入して下さったお客様からいただくお金は「あなたの作品が好きです!」という気持ちが乗っている
・ ワンコインテキストやコンサル、サロン等については「あなたのノウハウや経験に価値を感じました!」という気持ちが乗っている

こんな風に「お金は感情表現のツール」と考えているので使う時も頂く時も幸せな気持ちですし、今では価格設定も怖くありません。


お金の「価値観」が変われば、作家活動が楽しくなる

お金に対する価値観が変わると、価格設定だけではなく、宣伝の方法も変わりました。

「この価格で妥当だよね…」と思っていた頃はノウハウにのっとった作品のネーミングや、紹介文の書き方をしていたのですが、今はそうしていません。

お客様に「あなたの作品が好きです!(欲しいです!)」と思っていただけるような価値をお届けする必要があるので、その為に、今は作品の魅力をドバーッと溢れさせるくらい伝えるようにしています。

例えばこちらの作品。

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以前なら「トルマリン・ペリドット・レモンクォーツのピアス」とネーミングしていたと思いますが、今の私は「小春日和」とネーミングしました。

そして作品紹介文も、ノウハウにのっとっていた時は100字くらいしか書けませんでしたが、今は1000字くらい書いてしまうこともしばしば。

「私の作品の魅力をもっともっと知って欲しい~!!」とワクワク楽しく書いているので、思いが溢れて止まらないんです(笑)


価格設定を決めるのは「自分しかいない」

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ピアス1つをとっても、1000円で「高い」と思う方も居れば、「安い」と思う方もいらっしゃいます。

お金に関する価値観って本当に個人差が激しいので、すべてのお客様に「妥当な金額」と思っていただくことって不可能なんです。

なので私は「お客様が納得する価格設定」よりも、どちらかというと「自分が心地よく作家活動できる価格設定」を優先して考えています。(だからといって高すぎる金額にはしないようにバランスは意識しています。)

昨日アップした「ふわりと生きるためのマイルール」でもお伝えしたのですが、私は自分の人生の責任も、作家活動の責任も、自分で持つことを意識してるんです。

「あの人がこれが効果的だって言ったから」とか、「お客様が高いと言ったから」とか、そういった言い訳はもう二度としたくない。

自分で決めて、自分で自分の人生も作家活動も幸せにする。

その為にこれからも「心地よい価格設定」を続けていきたいと思います。


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