【パートナーシップ】「また明日」と言える補償が無いから、私たちは笑い合いたい
私たち夫婦は、お互いのことにあまり干渉しない関係です。
「干渉しない」というか、「否定しない」と言った方が正しいかもしれません。
夫くんは、否定をしない
例えば夫くんが帰宅した時に、「sarariちゃん、今日はどんなことして過ごしてた?」と聞いてくれることがあります。
「家事をしたり、作品の発送をしたり、筋トレをしたりしていたよ」という話から始まって、「筋トレを始めたから、プロテインとかも買ってみようと思うんだよね」という話に広がったとします。
夫くんはそういうことに対して、否定をしないのです。
私はこれまで何度も筋トレを習慣にしようと挑戦し、挫折を繰り返してきました。
続いていることと言えば、ほとんど毎日スクワットを100回ほどしている、ということくらい。
だから「また挫折しちゃうかもしれないし、プロテインは要らないんじゃない?」という意見も言えると思うのです。
でも、夫くんはそれを言いません。
「なるほど。いいんじゃない?」
「それでsarariちゃんのモチベーションが上がったり、楽しめたりするのが一番だと思うよ」
そんな返事が、前向きな言葉が、返ってくるのです。
相手の「やりたい」を、否定しない
一方の私は、以前は否定することの多い人でした。
「それ、本当に必要?」
「別になくてもいいんじゃない?」
「買わなくても、家にあるものでどうにかできるよ」
そんな風に相手を否定することが多い言葉を使う人だったのです。
しかし夫くんと同棲を始め、交際期間中より濃いコミュニケーションを取るようになったことで、私は自分の「否定から入る」という姿勢を見直すようになりました。
二人で使うものを買うなど、一人の問題ではなく、二人の問題の時などはしっかり考えて意見を伝えますが、例に出したような「個人の問題」の時は、極力否定をしない。
相手の「やりたい」を、否定しない。
そういう姿勢が、今は私の中にも育っています。
自分の姿勢を見直し、変えるチャンスをくれた
夫くんは土日、10時過ぎてもベッドに居ることがあります。
ベッドでゴロゴロすることが大好きなのです。
同棲を始めたばかりの頃、私は彼に対して「早く起きて家事を手伝ってよ!」とか「さっさと今週の食材の買い出しに行っちゃおうよ!もう昼だよ?!」とか思っていたし、言っていたと思います。
でも今は「夫くんはベッドでゴロゴロするのが好きなんだし、邪魔しないであげよう」と、彼の「好き」「やりたい」を認めて、イライラしていた時間を、自分の「好き」「やりたい」をする時間に変えるようになりました。
例えば最近はまっているゲームをしたり、読書をしたり、私も「私の時間」を過ごすようにしているのです。
気分は、異文化交流
私たち夫婦は、別々の環境で育った、別々の文化を持った人間です。
「好き」も「やりたい」も、異なります。
どちらの文化が優れているとか、どちらの文化が劣っているとか、そういうことはありません。
どちらの文化も、尊重されるべきものと思っています。
私にも私の文化がありますが、私は夫くんの持つ文化が好きで、自分の中に少しずつ、彼の文化を取り入れるようにしてきました。
気分は、異文化交流。
夫くんの持つ文化の中で「良いな」と思ったものを自分に取り入れつつ、自分の持つ文化も大切にする。
私は今の夫婦生活を円満に過ごすために、そういう風に考え、暮らしてきました。
理由は、とってもシンプル。
人生が有限で、明日終わってしまう可能性もあるものだからです。
「一緒に笑い合える時間」を選びたい
「また明日謝ればいい」と思っても、その明日が来る保障はどこにもない。
それが人生だと思うから、ギスギスした空気を引きずりたくないし、ケンカをするくらいなら「ごめんね」と謝って、また笑い合っていたいのです。
異なる文化を持った二人が、同じ屋根の下で暮らす。
お互いの文化が異なるのだから、時には相手を理解できなかったり、衝突したりすることもある。
それは仕方ないし、当然のこと。
大切なのは「そうなった時にどうするか」だと私は思います。
重苦しい空気を引きずるのか、それとも、一緒に笑い合える道を探すのか。
人生は有限で、「また明日」が来る保障は、ありません。
だから私は、選びます。
一緒に笑い合える道を探し、一緒に笑い合える時間を増やすことを。
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