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お寺って涼しいの?

 梅雨が明けていよいよ本格的な暑さがやってまいりました。太陽の陽ざしの威力が1年で一番強い季節。自然の力を感じるとき、同時に人間のちっぽけさを感じます。自分を小さく感じられることって実はとても大切ですね !

煩悩のひとつ「慢」

 つい自分に期待したり、大きく見せたくなったりしてしまう私たち。仏教では、そういう状態を煩悩の一つである「慢(まん)」と呼びます。誰かと自分を比べて自分の方が勝っていると自負したり、逆に自分が劣っていると卑下することも「慢」です。どちらにしても、自分に執着することから始まっていますね。勝ち負け、優劣、大小、高低などの相対の価値は揺らぎやすく、非常に不安定です。仏性(ぶっしょう。自分の中の仏)を拠り所とし、人の仏性も等しく尊んで、そのままの姿をお互い尊重し合いながら、平らに生きていきたいものです。

夏のお寺

今朝の本堂と空

 さて、いよいよ本格的な夏を迎え、お寺は施食会法要、お盆、地蔵盆に向けて準備が始まっています。住職は早朝の涼しいうちに塔婆を1枚1枚書いています。墓地の草取りは夕方から夜にかけて。日中は、ご法事、寺子屋の開催、告知(パソコン作業)、事務仕事、掃除、接客などなど。
 よくお客様に「お寺は涼しいですね~!」と言われますが、そうです、涼しいんです。本堂は!笑 屋根が高く直射日光の影響を受けにくいので、湿度はありますがだいぶ涼しいです。(台所は南向きなのでサウナです。)


note更新セット

 今日は本堂にちゃぶ台&扇風機のコンビを設置し、このnoteを書いています。冷房とは違う自然な涼しさがとても心地よいです。先日の坐禅会和みのヨーガなどの静かな講座では、皆さんリラックスして集中でき、体とこころが調いました。

 今日は午後から自彊術、週末には官足法があります。ぜひお寺にお越しいただき、自ら健康を保つ方法を学びながら、お寺の心地よさも感じていただけたらうれしいです。

ご予約・お問い合わせは寺子屋さらんホームぺージよりお気軽にどうぞ!
栽松院の寺子屋さらん (saran-nagano.com)


 

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