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【本質思考】本質的な問題を解決する

ピーター・ドラッカーの言葉で次のようなものがあります。

経営における最も重大なあやまちは、間違った答えを出すことでなく、間違った問いに答えることだ
The most serious mistakes are not being made as a result of wrong answers. The truly dangerous thing is asking the wrong questions.

ピーター・ドラッカー 「Men, Ideas, and Politics」

問題を解決する際、どうやってその問題を解決するか「手法」に焦点を当てがちですが、本当に解決すべき問題を発見することも同じくらい重要と私は考えています。

現象の問題化

ありがちなこととして、目に見えている問題(起きている現象)を「本質的な問題」として捉えてしまうことです。例えば身近な例でいうと「朝に目覚ましかけているけど起きられない」というのは目に見えている問題であり、本質的な問題ではありません。
この場合「寝つきが悪い」や「眠りが浅い」などが本質的な問題であり、その結果、朝起きられないという現象が発生している構造です。

本質的な問題の特定

どのようにして本質的な問題まで辿り着けばよいか。
私はロジックツリーとフレームワークを駆使することをお勧めします。

ロジックツリー

現象を構成する要素をツリー状に(木から枝葉が伸びるように)分解していき、最終的に本質的な問題点がどこにあるのか特定します。

引用:頭いい人が実践「思考力の鍛え方」なるほどな方法

図1はある問題を分析したロジックツリーです。ロジックツリーとは、論理のためのツリーであり、木の形をした図あるいは樹形図で、課題の原因を分析する有効な手段です。
1つ目に考えられるのは、例えば①が問題だと認識しているのに、実はこれが表面的な問題で、その原因を深掘りして、なぜを繰り返したときに、深掘りされた②が本来は解くべき問題だったという場合です。
解こうとしている問題が表面的な問題なのか、根本的な問題なのか、あるいはそれは単なる手段だったのか、より上位の目的があったのかということです。

引用:頭いい人が実践「思考力の鍛え方」なるほどな方法

フレームワーク

上記で紹介したロジックツリーを効果的に活用するためには、どの切り口で要素を分解していくかがポイントです。切り口については自分でゼロイチで考えず、世の中に存在するフレームワークを積極的に活用していくことが、抜け漏れのない要素分解につながります。

以下ではフレームワークの例を紹介します。

  • 5W1H(When・Where・Who・What・Why・How)

  • 経営4資源(ヒト・モノ・カネ・情報)

  • PPT(人・プロセス・仕組み)

  • PEST(政治・経済・社会・技術)

フレームワークを切り口にして、目に見えている問題の構成要素を分解していき、本質的な問題点まで掘り下げることで、本当に解決すべき問題を発見することにつながります。


以上です。

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