見出し画像

アメリカ大学留学で得た世界で働くためのマインドとスキル

前回の記事ではアメリカの大学留学によって、すごい人に会ってきたので、誰にも物おじしないで堂々と話せるスキルの大切さ、とみんな同じ人間だ、という気持ちを忘れずに、ということを話しました。

次に、アメリカ大学留学中に得たマインドとスキルで、国際機関で世界で仕事をしている時に役に立っているものをご紹介したいと思います。

  1. 何があってもやっていけるという自信

  2. 誰でも受け入れられるオープンマインド

  3. 誰とでも友達になれる社交術

  4. 学び続ける心

  5. 人脈づくり


1. 何があってもやっていけるという自信

まず初めに何があってもやっていけるという自信。実はアメリカの大学に留学した1年目、19歳の私は色々な壁にぶち当たり、自信損失になりました。

以下のような悩みを抱え、かつ毎朝ベーグルとクリームチーズとバナナを食べたおかげで10キロ太り、ジーパンを破り、両親は私に気づかず、ニューヨークで会った時に素通り、というようなことが起きました。

悩み:
1)英語がわからない(ルームメートのジャマイカ人の英語や一部授業の英語がわからない)
2)誰と友達になっていいのかわからない(一から友達を作る経験をあまりしていなかったので誰が友達になるのかわからなかった)
3)周りがすごすぎて自分の今までの経験があまりにも足りなくてショボいことに気づき、差を埋めるのに必死(そのためここからめちゃくちゃ行動力をつけた)

そこからどのように立ち直ったかというと、数少ない日本人の先輩に悩みを聞いてもらったり、励ましたりしてもらいながら、だんだんと自分の好きなことを追求していくようになり、そうしたら自然と自分と気のあう友達ができ、他と比較しなくてよくなり、自分自身でいられるようになった、ということです。あと、慣れるのには時間がかかると先輩に聞いていたので、心配しないでいたら、英語も耳がだんだん慣れて上達することができました。

つまり自分の「好き」を追求して表現していったら、自分らしく入れることができ、自信が出たということです。この経験はかなりトラウマになっていたので、ここから脱出できた私は大きく成長しました。

大学3年時にはスペインのマドリッドにも留学し、第3カ国後を学ぶことができました。

2. オープンマインド

ウェズリアン大学は色々な人種、バックグラウンドの人がいたので、変わっていることをしている人がすごく多く、「普通」でいるのがつまらない人のようになっていました。私はここでゲイの友達を作ったり、世界各国に友達を作ったりして、色々な考え方を知ることができ、それは今でも私の幅広い許容範囲を作った自分の原点だと思います。そのため世界中で働いてもその人たちの文化や習慣にはすぐ興味を持ち、尊敬して接しています。

3. 社交術

大学ではパーティーなどもあるのですが、そこで上手くなるのがいわゆるスモールトークという何気ない会話。またそこからいかに面白い自分という印象を与えるか、なども色々な人と話しながら鍛えました。世界で働くと色々なところでレセプションやディナーなどがあるので、誰とでも会話をすぐにできるようにしておくのはいいことだと思います。例えば誰でも共通で話せるのは家族の話、教育の話、食べ物の話、その国の慣習、女性の場合は洋服を褒める、などもあります。このような形で話題を作っていくことが可能です。

4. 学び続ける心

やはり新しい環境に行くと自分のコンフォートゾーンを抜けるので新しくチャレンジすることがたくさん出てきます。それに伴いできないことも出てきたりしますが、学び続ける心を忘れなければ、できなかったことも慣れてできるようになります。これは国際機関で働いていた時も同じです。さまざまなタスクが締め切りギリギリで降ってきたりするので、少しわからないことでも人に聞いたり調べたりして自分なりに学んで何かしらのアウトプットを出し続けるのが重要になります。そこで柔軟な心を持って学ぶ姿勢を持つのが鍵となります。

5. 人脈づくり

そして最後に人脈づくり。これは大学3年時の夏休みに30通くらいアプリケーションを出してやっと手に入れてワシントンDCでのインターンシップで教えてもらった大切なスキルです。私は女性のリーダーシップを支援するWomen's Foreign Policy Groupという小さなNGOでインターンをし、外交官、著者、政治家など活躍する女性を呼んでイベントを企画実行していました。またワシントンDCはアメリカの首都ということで社会問題、政治問題に関するシンクタンクのイベントなどがたくさんあり、色々なトピックについて学ぶことができ、ある時はウガンダの大統領が来るイベントなどにも参加することがありました。私を雇ってくれたNGOの創始者の女性は、元PBSというアメリカのニュース番組で働いていた女性で、人の話を聞き出すことや、メンタリングが上手だったので、いかに色んな人と即座に会話したり質問したりして、自分をアピールするかについて学びました。また、彼女の背中を見て、どのように会話を引き出すか、などについて学びました。この経験で私の視野は大きく広がり、また人脈の築き方、特にイベントなどを開催して自分のコミュニティに入れていく方法、などを学びました。

この人脈づくりについては後ほどお伝えしていきますが、国際機関に就職する際にも重要な役割を果たしました。

現在アメリカで就職する際には85%が人脈を辿っていくということになっているので、いかに人脈が大事か、ということはわかります。

ということで長くなりましたが、アメリカの大学で私はこのようなマインドとスキルを得られました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?