見出し画像

【理想の大人達】を見て育ってきた過去。挫折したエステティシャン時代。

こんにちは、Saoriです。ご覧いただきありがとうございます!
今日は【独立】という事をすごく大きな壁だと思っていた話をしていきたいと思います。学生時代から23歳までの話です。

【周りの大人に憧れた子供時代】

私は子供の頃から今も同業者の母や、幼馴染の美容師夫婦を見て育ちました。
美容業界が身近で、自宅サロンが憧れで、楽しそうに自分の好きなことを仕事にしていて、自分の技術でお客様から愛される大人がキラキラして見えてました。
だから高校生の進路選択の時、同級生は特になりたい職業や夢がないから、とりあえず4大に行く。という友達ばかりだったけど
《自分の興味のあること、やりたいことは専門学校にしかない。》と思って迷わず入学した。母親はもちろん大賛成で「手に職をつけなさい」と。

確か父親は自分も大学を出たからか、大学行った方が何かと安心。と言っていた気がするけど、私は全く聞く耳を持ってなかった笑。

【周りに圧倒された専門学校】

楽しいこと、好きな事をやるために入学したけど、具体的な目標は常になくて、私はずっとのんびりしていた。
口では「いつかママとお店開けたらいいよね〜」と言ってみるぐらい。
周りの同級生たちは、地方から上京してきて自立した子が多くて、
一人で18歳で上京できる子達だったから、私なんかとは覚悟が全然違って、毎日放課後に自主練したりコンテストに出まくったり、熱量がすごかった。特に美容師を志す地方出身男子!ものすごいエネルギーと爆発した個性に圧倒されてた(若干引いていた…)
「この子達みたいな夢とかメラメラ燃える情熱とか、負けん気とか、具体的な将来像が私にはない」って思いながら、必死で2年間ついて行って、自分なりに頑張って卒業した。

【差が開く20代】

専門学生時代を濃く、楽しく終えて就職!
私はゴットハンドのエステティシャンになりたかった。
マッサージをすることで相手が喜んでくれることが大好きだった。

ただ、とにかく他人との競争が嫌いで、厳しいルールは破りたくなる私。
女社会のエステティシャンの世界は、かなり厳しかった。

組織の中で浮かないように。
嫌いな上司に刃向かいすぎないように。
いい売り上げ成績を上げて評価をもらえるように。
堅苦しくて業務的な敬語がちゃんと使えるように。

そんなつまらないことに飲み込まれて働くようになってた。
大好きな仕事をできているはずなのに、正直言うと
正社員で働いた3年間の最後の方は辞めたくて、辞めたくて。
3年だけは気合と根性で続けてキッパリやめるぞと思い続けて退職した。

周りの同級生は必死で食らいついて頑張り続けている子もたくさんいたし、
飛び抜けて才能開花した子は、もう昇格やお店を任されている。という噂も聞こえてきてた。
「みんな凄いな〜、私にはそこまで頑張れる世界じゃないのかも。」
ってこの頃は逃げたい気持ちになっていってた。

そのまま、退職してからの1年間、私はフリーターになった。

そして、流れるように幼馴染の大親友に誘われタイへ行った。

ちょっと休憩しよ。くらいの気持ちで笑
仕切り直して!?新しい事をしよう。
海外に行ってみよう。
純粋にマッサージを楽しみたい。
それだけ思って、23歳はフリーターを思う存分満喫しきった。



この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?