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天地自然に生かされている存在

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


正月は、自分が歩んできた歴史を
振り返り、未来を希望に満ちたものに
するためのとても大切な節目です。


こういうチャンスに人間の原点に返って
生き方の本質を見直し、それに沿った
人生を考えてみるのもまた、
大変意義深い事です。


私たちは自分たちが生きていることを
どのようにして感じ取れるのでしょうか。


重い病気の人、事故で瀕死の重傷を
負った人の生死を確かめるのに
1番簡単な方法は、口や鼻に手を当てて
息をしているかどうかを診ることです。


生きている1番の根幹は息と言えるかも
しれません。それを知っていた日本人の
先人たちは禊や坐禅、武道など、およそ
道のつくものを通して息の大切さを
探求し続けてきました。


息吹きといわれる神道の禊は大きく息を
吐ききって、心身に溜まった罪穢れを
清めます。


坐禅は1呼吸1呼吸に意識を向けることで
心を整えていきます。


武道では息を整えることで臍下丹田に
心を沈め、どのような状況下でも平常心
で生きることを説いてきました。


このように日本人は生の原点である息を
とても大切にしてきた民族です。
息を整えることで、生き方もまた
整えてきました。


聖書の世界でも人間の根源は息であると
考えられてきました。
旧約聖書の創世記の冒頭には、
神が天地万物を創造され、最後に人間を
創られた過程が書かれています。


神は最初の5日間で宇宙を含めた天地万物
を、6日目には人間をそれぞれ創造され、
7日目に休まれました。


神が天地万物の最後に創造されたのは
魚や鳥たちでした。


神は水に群がるもの、大きな怪物、
うごめく生き物をそれぞれに、また、
翼がある鳥をそれぞれに創造されました。


神はこれを見て、良しとされました。
神はそれらのものを祝福して
「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。
鳥は地の上に増えよ。」と言われました。
夕べがあり、朝がありました。第5の日。
創世記1章21-23節


神様は、自らが創造された天地万物を
眺めながら良しとされています。
では、人間を創られた6日目の様子は
どのように書かれているのでしょうか。


神は御自分にかたどり
人を創造されました。
神にかたどり創造されたのです。
男と女に創造されました。
神は彼らを祝福して言われました。
「産めよ、増えよ、
地に満ちて地を従わせよ。
海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物を
すべて支配せよ。」
(中略)
神はお造りになったすべてのものを
御覧になりました。
見よ、それは極めて良かった。
夕べがあり、朝がありました。第6の日。
(創世記1章27-28、31節)


注目されるのは、人間を創造された後、
神様が極めて良かったと
おっしゃっています。


神様は御自身の子である人間に
治めさせたいという思いで、広大で
美しい天地万物を創造されました。


人間の誕生が、神様にとって
どれほどまでに大きな喜びであったかが
窺える1節です。


そして神様は人間を創造されるに当たり
御自身の息を人間に吹き込まれるのです。


主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)
を形作り、その鼻に命の息を
吹き入れられました。
人はこうして生きる者となりました。
(創世記2章7節)


この創世記は決して遠い昔の物語ではなく
いまの現実です。
私たちは人間を超える存在から
かけがえのない命(息)を与えられていて、
しかも、1人ひとりは極めて良い存在だ
ということです。


人間は呼吸を通して大いなる存在に繋がり
大宇宙を調和させ治めていくという
尊い使命を授かっています。


神様は愛そのものの方であり、
御自身に似せて人間をお創りになりました。


生きる上で大切なのは、神様の眼差しで
自らの周囲を見直し、そこに調和の世界、
許しあう世界を築いていくことです。
日本のことばでいえば、皆と
息の合った生き方をすることなのです。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。


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