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日曜日、コリスは友だちの家に遊びに行くという。ならば、「ママは映画を観にに行ってくるよ」と伝えた。すると、コリスが「なんの映画観に行くの?」と聞いてきた。

「関心領域」と答えたが「え?コナンじゃなくて?」「うん、コナンじゃない」で、会話を終わらせた。これから観る映画、自分でもよくわかっていない関心領域を、コリスにどう伝えたらいいのかわからなくて、うやむやにした。

夜お風呂に一緒にはいった。「映画観てきたよ」と伝えると、「どんな映画だった?」とコリスが聞く。「人間が自分たちにとって邪魔な人たちを檻に閉じ込めて殺してしまうんだよ」「ひどい、なんでそんなことするの?」「なんでだと思う?」「その人たちが住んでいるところを自分のものにしたいから?」「それもあると思う」。人はなんのために戦争するんだろうという話になった。なにがあったのか、なにが起きているのか、コリスと話すためには、自分がまず知らなければならないと思った。

なんの映画観るの?と聞いてくるコリス。聞かれて困ったけど、聞いてくれて嬉しかった。知りたいと思って聞いてくれることが嬉しかった。「学校どうだった?」とか、あまり聞きすぎない方がいいと何かで読んだけど。やっぱり聞いてもらえると嬉しいなと思った。関係性の問題だろうか。

今日なにして遊んだの?とコリスに聞くと、「粘土して、絵を描いて、ゲームした」と、粘土に絵の具を混ぜて作った、カービーと肉マンとピザマンと、マイクラの誰かを持ってきて見せてくれた。

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