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育休明け、5年前のわたしへ伝えたいこと。ここからは、短距離走じゃない、マラソンだ。

4月で育休明けで復職して5年目を迎えた。復職して4年が経っての気づき、当時の自分に伝えたいことを書きます。職場でも頑張って、家庭でも頑張ってクタクタになっているママさんがいたら、この声が届くと嬉しいです。

✔︎仕事もテキパキやってしまうママさん、家庭のこともテキパキ猛烈にやってしまいがちです。仕事を終え、帰宅後も家事育児の段取りを組んで、自分で全てをやってしまっていませんか。寝かしつけという名のゴールから逆算して、一つ一つのタスクを組み立てます。会社ではプレイヤーとして働いていても、家では夫や子供、家のこと全体を見渡し、指示を出したり依頼したり交渉したり、立派にマネジメントをやっています。夫の育児家事への介入度合により、妻のマネジメントスタイルが変わってきます。うちは、育休からの復職後、単身赴任期間を経て娘3歳から一緒に暮らし始めたので、何して良いか分からない夫に腹が立ってしまい、私が鬼軍曹と化してしまいました。

できることなら、復職したら早い段階で旦那さんとの協力体制や、他に頼れるツールを取り入れましょう。最初に自分一人で頑張りきる流れができると、家庭の中でもそれが当たり前となってしまいます。復職後もこれでイケると自分で認識すると、自分のキャパが広がり成長したかのような錯覚に陥ります。私は負荷をかけてもかけても壊れない私の身体、頑丈やな、と思っていました。最初はイケます。気合い十分に意気込んで復職し、踏ん張っているから。しかし、時間が経つことでジワジワと効いてきます。いつか爆発して仕事や家庭を辞めたくなってしまいます。子どもの成長と共に子どもに向き合う時間が増えたり、仕事量が増えて業務時間が延びたり、全力疾走での距離が延びてくると、自分がガス欠になります。長く走るためには、ペース配分が重要です。可愛い我が子と笑顔で過ごすためにも自分の疲れを敏感に察知し、もう無理〜!を合い言葉に、パートナーやどこかに頼ってサポート体制を考えましょう。私がもっと頑張れば…は深い沼への合言葉です。大事なことを繰り返します。自分が元気なうちに、もう無理〜って言いましょう。自分の全てを家事・育児・仕事に捧げないでください。余白時間を作って、自分を充電しましょう。長く走るためにです。


✔︎仕事で結果を出してきたママさん、復職しても家庭と両立しながら結果を出そうとしていませんか?仕事もめっちゃ頑張るなら、その分どこかで手を抜いてください。200%も頑張らないでください。これまでの2倍頑張ってる姿が、旦那さんから見て、やればできるじゃん!その調子でがんばってと思われてしまいます。無理〜、しんどい〜、助けて〜って早目に弱音を吐いて、家族会議してください。

私は復職時、オリンピック金メダル選手、やわらちゃんこと谷亮子さんの「田村でも金、谷でも金」の言葉に憧れて、「ママでも金」を合言葉に仕事に向き合っていました。ママになって子育てしながらも、育休前と同じようなに成果が出せる自分でいたいと思っていました。それは、新しい自分への挑戦でもあり、それを成し遂げたら仕事でも人としても成長できると思っていました。でも、未知の子育てに挑戦している時点で、すさまじい成長機会を得ていました。子育てしながら仕事でも金メダル!と言ってる場合じゃなかった。産まれてきて日々スゴい勢いで成長していく子どもの成長を見守ることが最優先。仕事は後でもやれるが、子どもが大きくなるまでの時間は今だけだ。目指すべきは金メダルではない。お母さんメダルを目指そう!私はこれに気づくまでに3年要してしまった。。。ワーママとして働き続けてきた上司からの「今は仕事人生の省エネ期間やねん」の言葉で新たな働き方、生き方の選択肢ができた。復職したら、ここからは短距離走じゃない、マラソンだ。ダッシュしてたら息切れするぞ、ペース配分してね、と自分に言ってあげたい。

大切なことを教えてくれたワーママ上司との話しについてはここでも書きました。  



✔︎苦手な家事は、家電に投資しよう。夜か早朝、洗濯が終わった頃に洗濯物を干すことがしんどくて仕方なかった。夫と洗濯干しの仕事を押し付けあってケンカもした。去年、東京から福岡へ引越した。環境の変化や新しい保育医園への入園、コロナによる自宅保育などの影響なのか、娘のおねしょが2週間程続きました。夜中や明け方に起こされ、布団の処理をします。寝不足と毎朝コインランドリーにシーツを持っていく生活に疲れ果ててしまいました。環境変化はじわりじわりと影響を及ぼしてくる。あまりにもしんどくて、乾燥機付洗濯機に買い替えました。

これまで嫌で嫌で仕方なかった洗濯が、ワンボタンで完了できる喜びは大きいです。雨でも曇りでも、天気も半乾きの臭いも気にせず、「あ!洗濯物干さなきゃ」もなく、ゆっくり眠れます。コロナ給付金によりお値段も奮発して良い物を買うことができました。

それまでの人生では、自分にギリギリまで負荷をかけてみて、やれたことで自分の限界を超えていく、キャパを広げていくことに達成感や成長感を感じてきました。それは単なる自己満足。仕事して、育児して、洗濯干して、皿洗って、、、すごい量のタスクを早く体と頭を処理しているだけでした。結果、自分のコンディションを良好に保てなくなることがありました。自分が楽しく生きるため、そして大好きな仕事も続けるためには、使えるものは全部使う!で良いのだと思います。今は子どもの成長を見守りたい。何をやるにも自己成長のためなんだ・・・の世界から抜け出し、今しかない子どもや家族とのひと時を過ごしていきたいと思っています。



✔️最後に、ワーママはるさんが、沢山のワーママさんのメッセージ集をまとめておられました。復職してひと月経った5年前の今頃、こんなメッセージに出会えていたら、もう少し心軽くワーママ生活ができていただろうなって思います。今しんどいな〜って感じている誰かに届くと嬉しいです。















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