三遊亭圓窓高座本販売処 「圓窓書房」

1940年10月3日生まれ。東京都出身。1959年春風亭柳枝に入門。同年、師の死去によ…

三遊亭圓窓高座本販売処 「圓窓書房」

1940年10月3日生まれ。東京都出身。1959年春風亭柳枝に入門。同年、師の死去により六代目三遊亭圓生門下となる。 62年二つ目、69年真打ちに昇進し、六代目三遊亭圓窓を襲名。 HP: http://ensou-dakudaku.net/

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圓窓高座本 第261号 「天狗裁き」(てんぐさばき)

男にはただの居眠りだったのに。 女房、隣人に留まらずお奉行様まで出てくる大騒ぎに。

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    • 圓窓高座本 第124号 「垂乳根」(たらちね)

      圓窓高座本 第124号 「垂乳根」(たらちね) 大家に呼ばれた八五郎が行ってみると、「お前さんに嫁を世話する」いう。「歳は二十歳、器量は十人並みで、夏冬の道具も一通り持ってくる」という好条件だが、「京都のさるお屋敷に奉公していたので言葉が丁寧すぎる」ということである。 話はすぐにまとまって、今夜、輿入れということで、八五郎の所へその嫁が来ることになった。  八五郎は長屋に戻り、隣の糊屋のばあさんに部屋の掃除を頼むと、床屋、湯屋へ行って身ぎれいになった。嫁が来るのを待つ間、八

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      • 圓窓高座本 第173号 「井戸の茶碗」

        百噺ダイジェスト 098[井戸の茶碗]圓窓 筆 2017・11・12 裏長屋の浪人の千代田卜ぼく斉さいは苦しい生活から先祖伝来の仏像を売り払うこと にした。 通りかかった正直清兵衛と言われる屑屋が同情して二百文で買い取った。 その仏像は細川屋敷の若侍の高木佐太夫に三百文で売れた。高木が買った仏 像を磨いていると、台座の紙が剥がれて中から小判が五十両出てきた。

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        • 圓窓高座本 第83号 「鶴」

          五百噺ダイジェスト 083[鶴] 圓窓 記 2018・5・21 隠居宅へ遊びにきた幸太は、床の間の鶴の掛け軸を見ながら馬鹿っ話。 「どうしてツルと言われるようになったんですかね」という幸太の問いに隠居が、「頼山陽の書いた日本外史の中に載っている。昔、白髪の老人が浜辺に立って沖を見ていた。すると、大きな鳥が二羽。一羽の雄がツーッと飛んで来ると、浜辺の松の枝にヒョイと止まった。そのあとから、雌がルーッと飛んで来て、同じ松の枝にヒョイと止まった。それから、その鳥はツルと呼ばれるよう

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        圓窓高座本 第261号 「天狗裁き」(てんぐさばき)

          圓窓高座本 第198号 「二番煎じ」

          昔、江戸の名物が、〔武士鰹 大名小路 生鰯 茶店 紫 火消 錦絵〕 火消が入っているんですから、江戸は火事が多かったんでしょうね。 ですから、この歌におまけが付いてまして、〔火事喧嘩に中っ腹 伊勢屋稲荷に犬の糞くそ〕てんで... 。汚い物まで名物になってますが... 。 その当時は、木造家屋ですから、ひとつ、火が出て半鐘がジャーンと鳴りますと、もうすぐに一町内一舐なめ、なんてことは、しょっちゅうで。 ですから、江戸には歴史に残る大火事がどっさりとあったようで。 続きは本編に

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          圓窓高座本 第198号 「二番煎じ」

          圓窓高座本 第19号        「町内の若い衆」

          付け焼刃ははげやすい 教わったことや覚えた事をすぐに使おうとすると、なかなかうまくいかないもので...。大好きな兄貴分に教わった、覚えたばかりのお世辞をつかおうとした建具屋の辰三さん。うまくいくのでしょうか? ★★★折り込み(圓窓五百噺からごひやく・・・・)都々逸★★★ [町内の若い衆] ご町内から 暇潰しに来て やたらに世辞を くべるよう 圓窓

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          圓窓高座本 第19号        「町内の若い衆」

          圓窓高座本 第86号        「厩火事」

          あの人はホントに私の事好きなのかしら? まるで恋人のように旦那さんを想うおかみさんが、仲人に相談に行きます。今も昔も変わらない恋の悩み。解決されるのでしょうか。 ★★★圓窓師匠の生徒による「厩火事」考察★★★ [厩火事] 噺っ子連・有難亭 真仮名まかな (2014・12・26) [厩火事]の髪結いのお崎さんは憧れだ。仕事が出来て七歳年下の亭主がいる。早合点でおっちょこちょい、そして亭主に一途に惚れているお崎さんを可愛いと思うのは演者の自分にそういう要素がないからだろうか

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          圓窓高座本 第86号        「厩火事」

          圓窓高座本 第234号        「芝浜」

          お酒が好きな魚屋さん。 腕はいいのに飲みすぎで仕事に支障が出るように... そこで、お酒をやめさせようと、おかみさんがある作戦をうちます。 ・・・「芝浜」にまつわるエピソード・・・ ★三題噺★ 落語の形態の一つで、寄席で演じる際、観客から提供された適当な言葉・題目、三つを折り込んで即興で演じる落語。初代三笑亭可楽が始めたとされており、幕末には盛んに行われた。代表作にはこの[芝浜]の他に[鰍沢][城木屋]がある。 この[芝浜]は圓朝作とされているが、〔圓朝全集〕に掲載

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          圓窓高座本 第234号        「芝浜」

          圓窓高座本 第296号        「夢の酒」

          若旦那が見た夢の話が引き起こすひと騒動。 初々しいおかみさんと若旦那との掛け合いが楽しいお噺。 この噺[夢の酒]から三段謎掛け 「夢の中で貰った酒」と掛けて「ちょうど良い燗酒」と解く その心は「覚めぬ(冷めぬ)うちに飲むべし」 圓窓 「飲みたかった酒」と掛けて 「予想して買わなかった馬券が入った」と解く その心は「燗(勘)はよかったのに…」 圓窓

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          圓窓高座本 第296号        「夢の酒」

          高座本オンライン販売所完成

          印刷版高座本の販売を始めました。オンラインでご注文いただけます。 注文フォームの一番下にリストがあるのでその中からご希望の演目をお選びいただき、 ①ご注文者様のお名前  ②ご希望の演目と号数(目録**の演目の前に書かれている番号です。 例)青菜 69) ③ご希望個数 ④ご住所  ⑤お電話番号をお知らせください。 高座本のサンプルは動画の17から20秒に載せています。 圓窓師匠一つ一つ手作りの高座本ですので ご注文から発送まで少々お時間をいただくことがございま

          圓窓高座本 第89号        「おねだり小僧」

          《噺の考察集・おねだり小僧》 ☆この噺[おねだり小僧]の落ちの要素 子供の行ったおねだりを大人が真似る。本来、[真田小僧]という長い噺を途 中で切るようになったので[おねだり小僧]というタイトルにした。 ☆噺折り込み(圓窓五百噺からごひやく)都々逸[真田小僧] 誤魔化した銭一先 ひとまず袂 焼芋買って食うつもり 圓窓 ☆この噺[真田小僧]から三段謎掛け 「六連銭」と掛けて「辻のお地蔵さん」と解く その心は「六つ並んでます」 圓窓

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          圓窓高座本 第89号        「おねだり小僧」

          三遊亭圓窓高座本 第31号    「牛褒め」

          圓窓五百噺ダイジェスト あたしはこの噺を圓生の弟子である故圓楽(5)兄から教わった。あの兄が大きな体をして、主人公の与太郎の馬鹿々々しさを表現している高座姿がたまらなく好きであった。豪快の中に俗っぽい笑いを含めた与太郎は他の演者にはなかった。ということは、あたしは演者として自分にないことへの羨ましさをお願いに込めて「お稽古を付けてください」と言ったのだと思う。 その稽古はあたしの前座の頃で、今、思ってもゾ~ッとする。父親が与太郎にの褒め方を教える(落語用語で仕込み部分という

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          三遊亭圓窓高座本 第31号    「牛褒め」

          三遊亭圓窓高座本販売所      「圓窓書房」

          圓窓師匠のライフワークは“多くの人に落語を広める”こと。 そのベースにもなっているのが落語の高座本編纂です。 伝統的に口伝とされている落語の演目を 一冊の本に仕上げました。 三遊亭圓窓落語のこだわりと 卓抜した話芸の元が詰め込まれているこの高座本。 三遊亭圓窓落語で大切にしている江戸っ子の 「粋」や「情」、江戸弁のあれこれを存分にお楽しみいただけます。 目で読むだけでなく、ぜひ声に出してみてください。 いつしか、あなたも圓窓落語ワールドに……。 一人でも多くの方々に

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