圓窓高座本 第173号 「井戸の茶碗」

百噺ダイジェスト 098[井戸の茶碗]圓窓 筆 2017・11・12
裏長屋の浪人の千代田卜ぼく斉さいは苦しい生活から先祖伝来の仏像を売り払うこと にした。
通りかかった正直清兵衛と言われる屑屋が同情して二百文で買い取った。
その仏像は細川屋敷の若侍の高木佐太夫に三百文で売れた。高木が買った仏 像を磨いていると、台座の紙が剥がれて中から小判が五十両出てきた。


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