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噛めば噛むほど味が出るものと時短に優しい完全食

最近、ベースブレッドをよく食べています。

ベースブレッドは、からだに必要な数々の栄養素が一食のパンに詰まった完全食です。味はチョコレートを好んで食べています。

仕事が忙しく充分に休憩の時間を取れない時や、残業が長引きそうで短時間に食事を済ませたい時に食べています。

これを食べてみると不思議なことにパン一個にも関わらず腹持ちがとってもよく、長時間に渡ってエネルギーが保たれるような気がします。そして、他の完全食と何よりも異なる点が、味がとても美味しいということです。

また、僕は過去に胃の摘出手術をしてるので、一般の人と同じ量の食事をするとダンピング症候群という眩暈や冷や汗が出てくる症状が発生してしまいます。しかし、ベースブレッドのようなパン一個だけなら、この症状もほとんど起こりません。

これは忙しい時の強い味方を見つけたと思い、これからも大いに助けてもらおうと考えています。

しかし、これらを食べる平日を過ごしたあと、休日にゆっくりと食事をした時に自分が本来望んでいることにあらためて気づきました。

噛めば噛むほど味が出るものを、時間をかけてゆっくりと味わいたいという願望です。

代表的なものはスルメや白いご飯ですが、個人的には少し異なるものを好んでよく食べています。フランスパンやポークソテー、よく茹でたパスタなどです。

これは何故かと言うと、胃を摘出している僕は胃が果たしてくれる役割を、代わりに口のなかで良く噛むことで果たす必要があるからです。医学的な理由で強制的に良く噛む習慣を身に付けたのです。

そういう暮らしを10年以上続けていることから、良く噛んで美味しいものとそうではないものが自然とわかるようになってきました。

フランスパンにハムやチーズを挟んで良く噛んでいると、まさに嚙めば嚙むほど味がでてくることがわかります。これに温かいスープやコーヒーも合わせて食べるとじわじわと幸せな気分が満ち溢れてくるのです。

しかし、こういった「良く噛む」という行為は時間をかけなければできないことでもあります。仕事で締め切りや納期に追われている時にフランスパンをよく噛んでいる暇などありません。

時間がない時にも栄養を摂取できる美味しいものはテクノロジーが提供してくれるのかもしれません。ベースブレッドはその目的を既に達成してくれているように思えます。

ただ、それはあくまでも時短が求められる状況においての解決案であり、「ゆっくり時間をかけて食事を良く噛んで食べたい」という願望とは相容れないもののようです。

そういった時間は社会や企業が提供してくれることを期待して待つのではなく、自分で人生設計をするなかでその方法を見つけていくべきことなのでしょう。

それができるまでは、しばらくベースブレッドのお世話になろうと思っています。

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