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窓側派のもうひとつの選択

いつも新幹線や特急、飛行機に乗る時に、可能であれば窓側を選ぶようにしています。

理由はもちろん外の景色を眺めたいからで、こういった人は僕だけではなく多くいるのではないかと思います。

流れていく外の景色を眺めていると、雄大な自然が見えることもあれば、その地域を支えている企業の看板など、飽きることなく眺め続けられる景色が広がっています。景色を眺めているだけで目的地に到着するなんて、なんて便利で魅力的な時代なのでしょうか。

だからいつも窓側の席を選ぶのですが、実際にいつも外を眺めているかと言うと、実はそうでもなかったりします。

電車をはじめ乗り物に乗っている時間は、読書をする時に最も捗る環境でもあるので、大抵は本を読んで車内の時間を過ごしてしまっているのです。

窓の外を見れば雄大な自然や企業の看板など、魅力的な景色が広がっているにも関わらず、いつでも読むことができる本を読んでしまっているわけです。

これは、本来は外の景色を見ることを目的にしていないからかもしれません。しかし、その一方でちゃっかり窓側の席を確保しようとしています。

本を読む環境が快適であることは非常に魅力的ではありますが、年月を掛けて変わりゆく外の景色は、いつでも見れるものではありません。

いつも何かをしなければ仕方がないのかもしれないし、快適な読書空間がとにかく好きだからかもしれませんが、たまには思考を停止させて、外の景色をボーっと眺めてみるのもいいかなと考えています。

そんなことを思いながら、今週も新幹線に乗って出張に出ようと思います。

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