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【134球目】やったことがないことをやってみよう

三陽工業にある言葉です。

やったことがないことをやるときは、人は不安になりますよね?

私はとてもなります。

不安になるからこそ、躊躇してしまったり、やらない理由を見つけて自分自身を納得させたり。やらないという行動は、とても簡単に実行できます。

それに対して、やろうとすると勇気がいりますね。

元々、私は、不安を多く持つタイプの人間なんだと思います。
だから、この言葉が生まれたのです。

この言葉の元になるエピソードを、今日は紹介します。

大学生の時

大学の野球の話です。
4年生最後の夏の大会

相手はよく知っているピッチャーでした。しかも良いピッチャーです。

ただ、前の年の秋には7ー0で完勝している相手でした。

3-2くらいでのスコアでの勝利をイメージしていたのですが、5回終わって0-2で負けていました。

そこで6回表に2-2に追いつきます。
4番の2点同点タイムリーでした。痺れましたね。

チームのエースが調子悪く先発ではなかったのですが、どこかで継投のタイミングを見ていました。

2-2に追いついた6回裏先頭にライト前ヒットを打たれます。
打たれた瞬間、「ピッチャー交替や!」と考えました。

しかし、「いやまてよ・・・・」

そこから、めちゃめちゃ悩みました。
変えるべきか否か

葛藤です。ショートを守りながら、ずーっと悩んでいて、その結果続投させました。

試合は2-7で負けてしまったのですが、あそこで変えておけばどうなっただろうと、今でも思っています。

約20年前の話ですが、鮮明に記憶に残っています。

その時の感覚。
ヒットを打たれてから、次の打者までの数十秒、頭の中はフル回転しながら、変えるという行動を起こすことができなかった。

この経験は自分自身の大きな糧になっていますし、リーマンショック後に行動を起こすことが出来たのも、この時の動けなかった経験、いや、動かなかった経験大きく関与していると自分では考えています。

もちろん、投手交替という動きを取ったとしても、同じ結果だったかもしれません
ただ、動いた結果ならば受け止めることができる

しかしながらそうではなかったので、20年経った今でも鮮明に記憶に残っていると思います。

動かなかった or 動けなかった

動かなかったです。
どう見ても変えるべきタイミングでした。

先発ピッチャーは、よくそこまで持ったと思っていました。
ブルペンで次のピッチャーは投球練習をしていました。
ブルペンでは絶好調と聞いていました。

私がタイムを取って「ピッチャー交替」と言うだけでした。
自分自身が動かなかっただけ
です。

動けなかったと言うと、どこかに責任を探しています
「試合の流れが…」とか、「ピッチャーの調子が…」とか。

そうではなくて「私が動かなかったから、そのタイミングを逸した」、そう考えています。

野球を通じて様々なことを学びましたが、この出来事は、その後の私の人生にとても大きな影響を与えてくれました。

感謝です。

不安

変えて上手くいかなかったらどうしよう
もしかしたら、今のままでも上手く行くかもしれない

そういう思考があったのだと思います。

何かをやってみるという時は、とても不安になるものです。
だからこその、やったことがないことをやってみよう

仕事は野球と違って、毎日が試合です。

今日エラーをしても、明日の試合で取り戻すことは簡単です。
エラーをすれば、元気を出せばいい

そもそも、前のめりのエラーは大歓迎です。
今日の試合も頑張って行きましょう!!

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!