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【612球目】勝負の綾

プロ野球が佳境に入って来ましたね。
セリーグもパリーグもどちらも関西の球団が首位で珍しい展開になっています。週末に野球を見ていて感じたことがありましたので、今日はそのお話です。



日曜日の阪神タイガース戦

日曜日の阪神戦を見ていて感じたことです。
この週末は阪神VS広島の首位攻防3連戦。この3連戦を向かえる前の阪神の優勝マジックは12でした。阪神とすると3連敗さえ避ければ良い展開であり、広島からするとどうしても3連勝したい、そんな気持ちで迎えた3連戦です。

金曜日、土曜日と阪神が2連勝
阪神からすると最低ラインは突破し、このままの勢いで3連勝してしまうのではないかという感じです。そして日曜日の3試合目も、実力伯仲で1-1のまま7回裏を迎えます。


7回裏1アウト満塁

7回裏阪神の攻撃。
1アウト満塁のチャンスを迎えて、バッターは9番ピッチャーの伊藤。
代打が出て来て最低でも犠牲フライで1点とイメージしていた所、まさかのピッチャー伊藤がそのまま打席に入ります。結果、内野ゴロでゲッツーと最悪の結果になってしまいます。

ここがまず1つのポイントでした。試合後のインタビューで岡田監督が言っていましたが、伊藤投手がまだ投げたいので打席に立たせてくれと志願してきたそうです。10勝目がかかっていたということもあるのでしょう。そして、その本人の志願通りに打席に立たせます。

ただ、結果が伴わなかった。そして、試合は8回に突入します。


8回裏1アウト2塁

8回裏1アウト2塁、バッターは3番森下の場面です。
1-1の1点をこの森下のタイムリーで取っています。そして、そのタイムリーの後の4番大山をダブルプレーに抑えています。それもあったのでしょう。

この森下を申告敬遠します。
その後の大山はセンターフライに倒れるも、佐藤がフォアボールの後、代打糸原の2点タイムリーヒット、その後も続き、この回で4点を取り5-1と試合を決定付けます。

1アウト2塁。この試合タイムリーヒットを打っているとはいえ、相手はルーキーです。ここで申告敬遠=逃げたことが結果として負けに繋がっていきます。勝負ごとですから結果が出た後はいくらでも言えます。ただ、この2つの思考と行動が昨日の試合結果を大きく分けたことは事実です。


野球はメンタル

本来代打である所を志願してダブルプレーに終わった。
結果は出ていませんが、前向きな思考と行動です。それと比較して、今日打たれているものの、そこから逃げてしまった。作戦の1つではあるのですが、そもそも2位の広島は挑戦者であるはずです。1度打たれているのなら、次こそは抑えてやるという想いも必要な気がしています。

日曜日の試合の大きな2つのポイントです。この2つともに、ベンチの采配です。ベンチの采配が昨日の5-1、阪神勝利という結果をもたらしたと考えています。選手は常に全力プレーをやっています。ベンチの采配の1つ1つが勝敗に直結するという、とても面白い試合になりました。


仕事でも同じだと考えています。

社員は全力でプレーをしてくれています。
それを勝ちに繋げていくのかどうか、そのポイントはベンチ=経営者です。
1つの采配がチームを勝ちにも負けにも導いていきます。そのポイントを見誤ることなく、手を打っていく必要があります。良い時よりも悪い時でしょうね。悪い時にいかに立て直しができるのかが経営者の技量だと考えています。


色々と学びがあった試合も、終わってみれば阪神の優勝マジックは5
今週にも優勝が決まります。18年振りのAREを期待しています。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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