![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/57067627/rectangle_large_type_2_9caa0384aa320370d8e5a3b5c3bbbaeb.png?width=800)
【95球目】製造業と製造派遣業
製造業と製造派遣業の2つを行っていることが三陽工業の強みの1つです。
よくそんなお話をすることがあります。
では、何がどう効果的なのか。
本日はそれについて書いていきます。
製造業から見た視点
製造業から見た場合、2つの事業を行っていることの最大の効果は採用です。多くの中小製造業者が採用に課題を持っています。
求人募集をしても人が来ない、採用したいのに全く人が集まらない。
そんな状況が今、私たちを取り巻く環境です。
しかし、三陽工業の製造部門においてはその心配はありません。
製造派遣事業においての中心となる生産推進グループ。
彼らは、自社職場において人が必要になった際の最有力候補です。
中には、自社工場で働くことを目標にして頑張ってくれている人もいます。
多くの製造業で課題になっていることが、三陽工業においては、製造派遣事業を行っていることによって解決されています。
もう1つ、大きな効果があります。
それは、人に対して徹底的に考えることができるということ。
これは製造派遣業では当たり前のことです。
人に対してのフォローであったり先導であったり、そういうことを考えて行動していきます。
その製造派遣業でのエッセンスが、製造業においても存在をしています。
技術の軸だけがあればいいという考えではなく、心の軸を育てていくという考え方です。これは製造派遣業をやっているからこその考え方です。
纏めると、製造業からの視点では、
採用と人に関してのアプローチ方法。
とても簡単に言うと、この2つが大きな相乗効果として表れています。
製造派遣業からの視点
続いて、製造派遣業から見た相乗効果です。
まずは採用。
レーザー加工、塗装、研磨そして物流や組立。製造派遣業のみならず、幅広く製造業をやっていることは採用にとってプラスになります。
仕事をやるかどうかを決める際に、工場見学を実施しています。
この工場見学をすぐに行うことができるのも、自分たちで工場を持っている強みです。
2つ目は、研修の場所としての活用。
実際に配属まで日数が空く場合があります。
そういった際に、まずは自社の職場で仕事をしてもらいます。
研修の場所としても使うことができ、これも効果を生んでいます。
3つ目は、目標としての場所。
自社工場を目標にして頑張っている人たちもいます。
三陽工業としては、M&Aも促進しながら事業を進めていますので、子会社での配属も含めて、目標になる場所として効果を生んでいます。
4つ目は、製造業の感性を学べる。
どういうことか。製造派遣業のお客様は全て製造業です。
その製造業が、三陽工業にはあります。
お客様と規模は違えど、同じことをやっている訳です。
製造業において何が大切で何を重要視するか。
そんなお客様が考えることが、社内の製造部門でも考えられています。
そこを学ぶことによって、お客様に対して、より価値のある提案を行うことができます。
まとめ
製造業と製造派遣業の相乗効果。
今は、多くの人がどちらかの業務についていますが、もっともっと成長した際には、人材交流をより頻繁に行いたいですね。
異なる部門で働くことは、多くの面でプラスに作用していきます。
私が幸運だったのは、12億ほどの会社に入社して様々な業務を経験できたこと。リーマンショック後はそれがさらに加速して、なんでも屋さん状態です。小さい会社はそれが当たり前だと思っていましたので、何も違和感なく仕事をしていました。
小さな会社の経営者をやることは、とても良い経験になります。
様々な角度からモノを見る必要がありますし、思考力、行動力が鍛えられていきます。
これからもさらに、この製造業と製造派遣業の相乗効果をもって三陽工業の成長へと繋げていきます。
本日もありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!