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【619球目】妄想

三陽工業は今期44期目を迎えています。
リーマンショックのあった2008年、その翌年2009年から世の中の世界線は完全に途切れ、新しい世界線が始まったと考えています。簡単に言うと、それまでの常識や成功体験が通用しない状況にあると考えています。三陽工業はそこからシンカをして来ながらここまで来ました。いつもの妄想は、未来についての妄想をするのですが、今日は少し異なる妄想をしていきます。



HPに

三陽工業のホームページの抜粋です。
毎年ここの部分は変えています。

三陽工業は第44期を迎えています。
これも今まで三陽工業を支えて頂いた社員、お客様、そして全ての関係者の皆様のおかげです。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
三陽工業は、ほんの10数年前まで兵庫県明石市のみで事業を行うよくある町の中小企業の1つでした。
変化することを嫌う、新しいことはやりたくない、変わることがリスクだとその時は考えていました。

リーマンショック翌年から新しい動きが始まりました。
合言葉は『やったことがないことをやってみよう』
『日本の製造現場を元気にする会社』として新たな道を歩んできました。
業界における非常識なことをやり続けてきました。

三陽工業ホームページより

三陽工業は、ほんの10数年前まで兵庫県明石市のみで事業を行うよくある町の中小企業の1つでした。変化することを嫌う、新しいことはやりたくない、変わることがリスクだとその時は考えていました。

もし、私達が変化をしなければ、シンカをしていなければ今、どうなっているのか、今日はそんな妄想をしていきます。


HR事業

もし、私達がシンカをしていなければ、現在存在する26の営業拠点のうち、存在しているのは明石支店のみになるはずです。新しい動きをしない訳ですからお客様も増えません。現在明石支店のお客様の数が27社ありますが、そのうちリーマンショック前からお取引があるのが11社です。単純にですが、約4割くらいの規模になります。

小野営業所、姫路営業所、尼崎営業所は兵庫県の拠点になりますが、新しい動きの中で生まれているので、もしシンカしていなければ、この拠点は存在していないことになります。県外の拠点はもちろん存在していません。


ものづくり事業・間接部門

研磨工場、ロジスティクスセンター、高砂事業所はリーマンショック前から存在をしていました。しかしながら、その規模感は現在と全く異なるものです。リーマンショック前からある拠点としては森友工場と西神戸LCになります。西神戸LCは現在の場所ではありませんでしたが、行っている内容はリーマンショック前から継続しているものもあります。

研磨第2工場は、新しい動きをしていなければ存在していないでしょう。
現在の魚住LCも難しいと思います。淡路島事業所や長野工場、サンテックや太田工業所も存在していませんね。これを書きながらこの15年で大きな変化・シンカを遂げてきたことを改めて感じます。

間接部門も今の状態は存在していないことになります。きっと、必要最低限の人員でやろうとしていたことでしょう。本社の移転も行っていないでしょうし、今もそのまま明石市別所町に本社があったはずです。

売上は?

妄想の世界なので勝手に計算をしてみました。
明石支店の約4割+西神戸LC+西河原工場の一部+森友工場+玉津第2工場の一部+材料費+高砂事業所の合計が異なる世界線での三陽工業の売上高になります。

とてもザックリの計算ですが、それらを全て合計すると9億円前後になります。リーマンショックの前の売上高は年間で約12億程度でした。それがリーマンショックの翌年に7億1800万円に落ちます。それから15年。もし、大きな変化をしていなければ現在9億円前後の売上高になっていたであろうという妄想です。


それよりなにより、あの時点で動いてなければこの15年間で頂いたご縁のほとんどが存在しなかったという事を考えると、恐怖に近い感情が湧いてきます。初めは小さな一歩でした。本当に小さな一歩です。その小さな一歩が少しずつ大きくなり、生産推進グループの誕生やM&Aを取り組むことによって、さらに大きなものとなっています。

過去のことにおいて、もしはありませんが、もしあの時に一歩踏み出さなければ全く違った15年間を過ごしてきたのかと妄想すると、一歩踏み出すことの大切さを痛感しています。明石を中心としながら、最も西が高砂、最も東が神戸市西区という範囲で小さくビジネスをやっていた世界を妄想してみました。それはそれで一生懸命やっていたとは思いますが、今の感性とはまったく別人なんだろうなと妄想しています。

一歩踏み出すこと、ちょっとしたことですが15年後には大きな変化となって来ます。これから先も同じことが言えますよね。だからシンカをしていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。


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