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【786球目】答えをだすこと

自分で考えろ!仕事は見て盗め!
そんな言葉をかけられながら、仕事を覚えてきた人も数多くいると思います。私も完全にその世代です。私と年の近い、仕事人生=研磨人生と行っても良い社員は、研磨のことを教えてもらったことはないと言います。
見て覚えろと。今日はそんなことについて考えていきます。


研磨女子・溶接女子

三陽工業及び子会社では、研磨や溶接の仕事があります。
研磨・溶接と聞くと男性の職場のイメージだと思いますし、現実そうです。
ただ、今の三陽工業においては、そんな職人仕事の中に未経験の若い女性社員が飛び込んでくれて、大きな戦力になっています。いわゆるZ世代と呼ばれる女性が職人仕事をドンドン吸収していってくれている訳です。

素直さ

先日、研磨工場で研磨女子がなぜそんなに吸収が早いのか聴いてみました。
その答えの1つは『素直さ』でした。

この部分はこう磨けば良い、この点は気を付けて、この部分は少し難易度が高いからこういう点に気を付けると磨くことができますよ。そんな指導をTHE・職人の様な社員が行ってくれています。

そんな指導を受けた研磨女子は本当に素直に言われたことをそのまま再現していくそうです。隣にいた研磨の変態さんも以前、おなじTHE・職人さんに教えてもらっていましたが、彼は一時研磨禁止になっていましたからね(笑)指導したことを聞かずに暴走していたそうです(笑)

とはいえ、素直に聴いても、それを再現することが難しい世界です。それをやれるというのは素晴らしいですし、なぜそれがやれるのかはもっともっと深堀して多くの人に展開していきたいですよね。

時間が・・・

きっと、THE・職人さんや研磨の変態さんが何十年という長い時間で培ってきたものをその研磨女子は、何分の一という短縮された時間で身につけるはずです。素直で再現性が高いということもありますが、答えを教えてもらっている訳ですから、早くて当然です。

自分で考えろ!それも1つの方法ではありますが、特に初期段階においては、具体的に詳細に答えを教えて模倣する方が、間違いなく成長スピードは早いです。THE・職人さんや研磨の変態さんからは、どこまでいっても負けないという気持ちだとは思いますが、研磨女子のこれからの可能性は無限大です。未来が楽しみで仕方ありません。

答えを教える

人を指導する際に、まずは考えてみろ。というやり方もあると思います。
今の若い人達に対しては、それはあまり効果がなく、まずは答えを教えてそれを模倣してもらった方がきっと効果的です。もちろん、ステップが上がってくると自分で考える習慣も必要になってきますし、常に答えがある仕事ばかりではないので、そういう時には考える力が大切にもなって来ます。

変化

選抜から育成へ、忍耐から承認へ。
若い人に対しての考え方は時代とともに大きく変化しています。そして、それに対応しながら、若い力が伸びていく、成長していく企業が成長していくものだと考えています。いつの時代も、『今どきの若い者は』と言われてきました。古代エジプトの壁画にも書かれていたそうです。

若い力も、ベテランも、様々な力が結集して1つの企業になります。変化に対応しながら、全ての人の可能性を伸ばすことができる場所を創っていきます。研磨女子、溶接女子、性別関係なく多くの人がやりたいことで成長できる場所を創ります。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!