【101球目】失敗ではなく経験
三陽工業には三陽スタンダードという大切なものがあります。
(⇩こちらのページ参照)
その三陽スタンダードの8番
三陽工業には【失敗】という言葉はありません。
常に経験と捉えます。無限の可能性を信じ挑戦していきましょう。
今日は、これについて書いていきます。
失敗とは
失敗とは何でしょうかね?
仕事をしていると失敗することはありますよね。
失敗=目的が達せられないこと、成果が出ないことと考えることができます。
例えばHR営業で言うと、生産推進グループ社員の退社や人員枠を他社に取られてしまう、数値目標や予算に達成しないこと、もっと細かいことを言うと、何かを失念してしまったり時間に遅れてしまうことも、そうかもしれませんね。
GT製造部だと、品質不良や納期遅延の発生、工数の増加、予算未達成、社員の退社等々、細かいことまで見ていくとキリがありません。
間接部門でも同様のことがあると思います。
仕事をしていると日々、失敗を繰り返しているようなものです。
全てが完璧にいく日もあるでしょう。
そんな日の方が少ないのではないかな、そう思います。
失敗=経験
三陽スタンダートには【失敗】ではなく全て経験と捉えます、とあります。
小さな失敗、大きな失敗、様々ありますが、それを全て経験として捉えていく訳です。
ただし、これには前提条件があると考えています。
まず、小さなことでもそれが失敗である=上手く行かなかったと自分自身で認識すること。
失敗したけどまぁいいや、ではなくて、まずその失敗と向き合うことが必要になります。
これって、とても重要なことだと考えています。
そこで立ち止まることと、言い換えても良いかもしれません。
その認識をすることができれば、なぜそういう結果になったのかを考える。自分自身の行動を振り返ってみる。
振り返った自分自身の行動は全て正しかったか。
外部環境に問題があったとしても、その外部環境に対して自身の行動すること、できることは無かったか。
あったとしたら、そこに対して行動が正しかったか。
認識して振り返ることができれば、そこから正しくない行動を修正する。
次に備えて、その修正された行動の準備をしておく。
そして、次の行動は修正された行動をやってみる。
途中でやったことがないことも出てくるはずです。
そんな時は、やったことがないことをやってみようと考えて行動する。
それを繰り返していく。
そういう思考と行動を継続していけば、必ず失敗=経験になってきます。
失敗=経験ですからと、言葉にするだけでそうなる訳ではありません。
そこに対しての思考と行動が伴ってこそ、失敗が経験へと転換されていきますし、会社としてはそれが出来ていれば、失敗という言葉は存在しないと考えています。
私は失敗だらけ
小さな失敗、大きな失敗、たくさんやってきました。
特にHRでもGTでも、現場にいると小さな失敗の連続です。
だからこそ、それを修正するスピード感が必要だと考えてきました。
いわゆる現場においては、瞬発力が問われます。
その場で、
それってこうなんじゃないの?
それは止めておいてこうした方がいいのでは?
考える暇なく瞬間的に解決しないといけない課題が降りかかってきます。
そんな状況ですから、小さな失敗が起きやすい。
だからこそ、そこに素早く気づく必要がありますし、即時修正する行動が必要になってきます。
小さな規模の三陽工業に入社をして良かったと思える要因は、そこにあります。
そんなことを10数年間続けて来た結果、もちろん、外部環境の変化も私にとっては運が良かったと考えていますし、様々なことが出来たことも幸運でしたが、今に至っています。
現在は精度を高める為に、スピードがいるもの、そうでないもの、見極めた上での意思決定をしています。
正しい行動
正しい行動こそが成果へと繋がる。
最近よく書いていますし、言っています。
今日書いた考え方や、そこからの行動も正しい行動の1つです。
それを継続していくことによって、個人の成長へと繋がります。
個人の成長が積み重なって、会社の成長にも繋がってきます。
三陽工業は、正しい行動を積み重ねる集団でありたいと考えていますし、そういった集団だからこそ成果が出てくる。
数字が人格だという会社にいたことがありますが、三陽工業は数字が人格だとは考えていません。
しかしながら、数多くの武器があり、現在の外部環境を見た時に、確実に正しい行動を取っていれば成果は出ます。
そうすることによって、真面目に一生懸命働く人が報われる世界を創ることにも繋がっていくと考えています。
今日も正しい行動を取っていきます。
そして、昨日の自分を超えていきます。
本日もありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!