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【437球目】三陽工業・第一次成長期⑨

2011年から2015年にかけての第一次成長期。今日は、その福岡営業所の設立のお話です。


福岡営業所設立①

きっかけはTikTokerの森本さんです。

今では森本さんは三陽工業の社員ですが、当時は滋賀支店のお客様の担当者でした。その森本さんの会社は九州の福岡県にも工場があり、これからは福岡の工場が伸びて来るから福岡へ行くといいのではないか、という情報を頂きました。その情報を基に福岡へ出店を決めます。直感です。それが今に繋がっています。

森本さんの会社の福岡工場のアポイントを午後から入れて、午前中は久留米市内での営業所の為の物件探しを行いました。最初はとてつもなく狭い場所でした。本当にギリギリ派遣の許可要件を満たすぐらいの。家賃は驚きの28,000円。(たぶんです、2万円台なのは間違いありません)最初はそれくらい質素にいくべきと考えていましたので、すんなりそこに決まりました。そして、午後から森本さんの会社の福岡工場へ行きます。明石と滋賀での実績を引っ提げて、その為に拠点も作るので、それは気合いを入れていきましたね。でも本心は、必ず取引が始まると思っていました。

ところが・・・・・まさかの『今は必要ありません』の回答です。
えええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーΣ(・□・;)

森本さん、話が違うやん!!福岡忙しくなるんじゃないの??
その為に福岡まで来たのに??
えええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーΣ(・□・;)

これはね驚きましたよ。まさかでしたね。すぐさま、滋賀の森本さん(当時はお客様)に連絡をしました。数日後、森本さんは有給を取って福岡まで行ってくれたそうです。ありがとう、感謝です。予想外の展開でした。箱は出来るけど、仕事がない。さて、どうしよう。。。


福岡営業所設立②

お客様である川崎重工からの紹介で佐賀にある企業へと新規訪問しました。

佐賀は想い入れのある場所です。その工場の近くの自動車教習所に通っていました。ましてや、川崎重工からの紹介ですから、これはいけると確信して営業に臨んだ結果、『今は必要ないから』

またぁーーーーーーーーーーーーー(´;ω;`)ウゥゥ

上手くいきませんね。ただ、これが1つのドラマを生みます。


福岡営業所の急成長

2つの企業に断られ、結果的にとある大手グループ会社が取引をして頂けることになりました。

6月に7名でスタートした福岡営業所。大手グループ会社が大きな取引となった結果、7名がその半年後に102名になっています。凄いスピードですね(#^.^#)佐賀営業所と分離する前の最高の人数が225名です。スタートしてから半年で100名を突破。そして、その過程で川重さんに紹介して頂いた佐賀の企業から電話を頂きます。私も一緒に行ってましたので、私の携帯に電話がありました。その時のことをよく覚えています。西神戸LCの2階にいました。携帯が鳴ったので見て見ると

0952-●●-●●●●

0952は佐賀の市外局番です。佐賀?と出てみると、その企業でした。

近くの企業(大手グループ会社)での実績を聞いています。ぜひ、当社でも・・・・

あの時に初めていれば、一気にお手伝いができたのに、そんな想いを持ちながら、福岡へ連絡を入れます。2回目の佐賀の企業への訪問になります。2回目はいけませんでした。私が行った1回目は、大手企業によくある、商談ブースの様な場所です。2回目は応接室だったそうです(#^.^#)近くの大手グループ会社との担当者間での情報交換があるらしく、お話を聞いていました。様々な想いはありますが、無事取引が開始されます。

その少しあと位に、森本さんの会社とも無事取引が始まりました。一気に人数が増えたので28,000円の事務所は2ヶ月ほどで移転となりました。その後、もう一度移転を行い、福岡営業所は現在の場所に移ります。現在の場所は元々ピエトロというパスタ屋さんでした。私も大学生の頃に通ったことがある道でしたし、物件が出た時にはすぐに飛びつきましたね。以前の様に200名を超える仲間がいると丁度良い建物になります。その日が来るのが楽しみです。

福岡営業所がとてつもない伸びをしている間、明石では請負職場が海外移転になったり、新しい仕事が1年で終了になったりとマイナスな出来事が続いていました。福岡営業所の急成長の際には売上高が横ばいな理由はこのマイナス部分です。逆に福岡営業所が無ければ、リーマンショック級の売上減が起きていました。攻撃は最大の防御、これを学びましたね。九州には、新しい半導体工場も建設中であり、自動車、半導体の工場が集積しています。家賃28,000円から始まった三陽工業の九州エリア。これからの成長に期待です。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!