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【789球目】拠点展開

規模を大きくしていくこと
そこには当然、リスクが生じます。リスクが生じるということは裏を返せば、リターンが存在するということです。今日は、この拠点展開についての考えを記載していきます。


拠点数

三陽工業の現在の営業拠点の拠点数は27になります。昨年吸収したエンジニアグループも含んでの数です。初めて県外に拠点を出したのが岐阜県。各務原市にある岐阜営業所です。当時は子会社アイコムの拠点でしたが、現在は三陽工業 岐阜営業所になっています。

2016年以降、拠点数は大幅に増加しました。既存のお客様の別工場や金融機関からの紹介で新しいお客様をご紹介いただけたり、既存の営業拠点の物理的距離の問題で拠点を新設しています。

例えば、大阪に本社があるお客様の島根工場。この取引がきっかけで島根営業所が出来ています。愛媛営業所のきっかけは岐阜営業所のお客様です。
福岡営業所から派生して小倉営業所佐賀営業所ができています。多くの営業拠点がそれぞれの設立の歴史を持っています。

拠点の新設

拠点の新設について。
大切にして来たのはタイミングです。派遣事業の場合、お客様の生産の繁忙のタイミングで新規採用される、されないは大きく変化してきます。生産が落ち着いている場合はなかなか入り込むことが難しい。逆に生産が上昇しているタイミングにおいては新規採用をしていただきやすいです。

お客様のタイミングに対して、タイムリーに拠点展開をしていた結果がいまの状況です。唯一、横浜営業所だけは私達のタイミングで出店しましたが、行動した結果拠点開設時にはお客様との取引を開始することができました。

拠点の数

今の三陽工業を見た時に、拠点の数や管理するHR営業の数は同業他社比で異常に多いことは理解をしています。もちろん、合理性だけを考えるのであれば、もっと減らすべきなのでしょう。ただ、それだと私達の考える未来を創ることができないと考えています。

1人に対して寄り添っていくこと
1人が製造現場で仕事をしていくと、様々な困難にぶつかります。
目標を持っていても挫折しそうになることもあるでしょう。そういった時に、寄り添う役割がHR営業です。前職でもそうでしたが、1人の担当が50名とか70名とかでは、そんな寄り添い方はできません。1人のHR営業に対しての担当人数は最大で30名です。そこから本当の寄り添いが生まれてきます。

同時に、働く人やお客様によって近隣に拠点があることの安心感を得てもらいます。理想は全てのお客様に対して30分以内。兵庫県内の4つの営業拠点は理想的です。姫路・小野・明石・尼崎の4拠点。他のエリアでも、こういった形を創っていきます。

近くに営業拠点があること、そこから来る安心感をとても大切にしています。ただ、これも合理的ではありません。合理性よりももっと大切にしていることがあります。

正しい思考と行動

正しい思考と行動は必ず成果へと繋がる。
ただ、タイムラグがある場合がある。そう考えています。少ない人数で拠点を作ることが合理性を欠くのであれば、三陽工業において明石支店以外の拠点は誕生することができませんでした。そこにあるのは、働く人とお客様に対しての想いです。想い>合理性でやってきました。その想いが必ず成果へと繋がると信じています。どの拠点も初めは小さな規模でした。

いきなり数百名でスタートする拠点はありません。小さな拠点が仲間を増やしていき、近隣に派生してまた新たな拠点を生み出していく。配属先で仕事をする生産推進グループの社員がふと寄れる場所になって欲しい。そんな想いを持って営業拠点を増やしてきました。

三陽工業はまだまだこれからの会社です。色んな部分に試行錯誤しながら、これからも強くなっていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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