【130球目】IPO
IPOとは、Initial Public Offeringの略で、新規上場をすることを指します。
41期の途中でIPOへの準備を一旦ストップさせました。
そこから1年と少し経過した今、どんなことを考えているのかを書いていこうと思います。
IPOストップについて
昨年、41期の3月ごろからコロナの影響が本格化してきました。
その数ヶ月後、ストップするという判断をしました。
その時の考えを書きます。
まず、外部環境が大きく変化していきました。工場停止や減産が相次ぎ製造業を取り巻く環境は著しく悪化していきました。
当社でも、在籍人数が半分になった拠点もありました。
そんな状況の中で、このまま突き進むのか、一旦止めるのか、その判断が必要だと考えました。
何が大切なのか。
当たり前ですが、会社の存続が最も大切です。
会社の存続というと大げさに聞こえるかもしれませんが、会社は絶対ではありません。舵取りを間違えると失敗することもあります。
三陽スタンダートに「失敗という言葉はありません。全て経験と捉えます」とありますが、この部分だけは失敗は許されません。
(※三陽スタンダードについては⇩コチラを参照)
もし、万が一にも、このままIPOを推進していって会社が持たなくなってしまったら、数字は右肩下がりでしたから、どこまで下がっていくかの予測もその瞬間には難しかった。
結果、一旦ストップという判断になります。
保守的と見えるかもしれませんが、ベストな選択であったと考えています。
その判断もそうですし、一旦止めてからの見えたもの、次回に生きてくるであろう経験を積むことが出来ました。
計画通りには進んでいませんが、決してそれは失敗ではありません。
経験です。ここは三陽スタンダード通りですね。
これからどうするの
一言で言うと、今期の予算達成度合いを見て判断します。
42期も半年が経過しました。
順調には推移していますが、少し物足りなさも感じています。
まだまだできるはず。みんなが持っている潜在能力はこんなもんじゃないと思っています。
この半年で、大きな変化もありました。
栃木に営業所を新設し、新たな展開を見せています。
会社プロジェクトも複数走りながら、全体として仲間を増やす行動を取ろうとしてくれています。
今期の予算を達成すれば、達成する見込みが高ければ、IPO再開の可能性は高くなります。
逆に達成しなければ、その可能性は低くなります。
もちろん、達成しない=やらないではなく、その達成できなかった原因を追究し、43期へと繋げることができれば、達成しなくてもやる可能性はもちろんあります。
何のためにIPOするの?
よく聞かれる質問です。IPOには様々な目的があります。
私が考えているIPOの目的は、社員が三陽工業で働いていることにより誇りを持ってもらう為です。
上場企業の社員になる。
これは様々な価値観があると思います。
あまり気にしない人や全然気にしない人、とても気にする人。
本当に様々でしょう。
ただ、IPOすると、あまり気にしない人や全然気にしない人でも多少は気にしてくれるのではないかと考えています。
全く変わらないという人がいれば、ぜひその意見を聞かせてください。
未来は話した言葉とちょっとした行動で創られる。
この言葉通りだと思っています。
IPOをやるのかやらないのか。
下期の1人1人の行動の結集が、次の行動を決める1つの要素になってきます。
2021年12月の数字が固まる頃、2022年1月の中頃には遅くともハッキリさせないといけないと思っています。
三陽工業がこれからどうなっていくのか。
私自身も楽しみです。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!