自分がいつか入る落とし穴を掘る者

【1241文字】
怠惰というのは不思議なもので、快適さや休息、祝福だと思わせておいて、
実際には退屈や疲れ、憂鬱を与えるものです。

未来への希望を奪い、他人との友情を絶ち、心がどんどん狭くなり、
人生に対してますます懐疑的になっていきます。

怠惰は非常に高い代償を伴う贅沢であり、
一度払ってしまうと元には戻りません。

100歳を超えても元気で健康な老人がいます。
健康の秘訣を聞かれると、
いつも普通の生活をしていて、自転車に乗ったり、絵を描いたり、
文章を書いたりしています。

健康のためには、忙しいという一言に尽きます。
本当に幸せな人の多くは、忙しくても充実している人です。

毎日忙しく働いているが、給料を受け取り、
成長の恩恵を受けることで幸せを感じ、自己実現をしている。
人を助けるには時間と労力がかかりますが、
心からの「ありがとう」を言われたときには、喜びと誇りを感じます。
忙しさの中に自分の価値を見出し、
仕事の中に成長の喜びを見出すことが容易になります。
リズミカルな生活を送ることは、本当に楽しい生活を送ることです。

怠惰な生活はエキサイティングな人生につながらない
ある人は何かをしようと思っても、
いろいろな理由をつけて何度も先延ばしにしてしまいます。
今日は気分が乗らないので、しばらくスマホを眺めて、明日から始めます。
その結果、明日はまた別の日となり、せっかくの時間が無駄になり、
結局何も達成できないということになります。

怠惰な人は、先延ばしにするための様々な言い訳を考えますが、
本当に自分を律することができる人は、
自分の中の惰性を克服するために、
常に様々な方法を用いることができます。
通勤中に本を聴き、会社に着いたらすぐに10分かけて、
今聞いたポイントを記録する。
運動する時間がなくても、仕事の資料を読みながら、
その間にストレッチをする。

適度に時間を計画し、仕事と休息を規則正しく行う。
このような生活を疲れると感じる人もいますが、
自分を律する人にとっては、
疲れるどころか「楽しむ価値のある日常」なのです。
それを崩すのは簡単ですが、立て直すのも簡単です。
正しいことにこだわり、怠け心を克服すれば、
すべてが良い方向に向かいます。
往々にして、人の違いは、状況の悪さではなく、
いかに惰性に立ち向かえるかということです。

仕事は、自分の勤勉さがあってこそ。
本当の成長を刈り取るためには、怠惰も、まぐれもありません。
早起きの人、働き者の人、慎重で正直な人が、
悪い運命を嘆いているのを見ることは少なく、
良い性格、良い習慣、強い意志は、運命と呼ばれるものを前提にしても
負けません。

毎日の読書を続ける
迷いや行き詰まりを感じる瞬間の多くは、
本をあまり読んでいないからこそ、悩みが多いのかもしれません。
毎日、仕事の後に時間をかけて読書をすれば、
時間の経過とともに自分自身が変化していくのが分かります。
体が壊れると、全てのものに価値や意味がなくなります。
毎日自分自身を振り返り、
良い点は維持し、悪い点は修正することを学びましょう。