近年、日本語の乱れが各方面で取り沙汰されています。
それはスマホの推測変換機能によって引き起こされた誤変換などが多いですが、根本的に文章の組み立て、構成がヤバいものも少なくありません。
その中でもニュース(報道)は、正しい日本語表現、アクセント、イントネーションなどを伝えるものだと思っていました。
しかし、公共放送を掲げている放送局のWebニュースの記事を見て「日本人の国語力はここまで落ちてしまったのか」と嘆くしかないニュース記事を見てしまい、愕然としました。
この記事の全文は以下の通りです。
一読した時、私は
「何を言いたいのかさっぱり頭に入ってこない」
と思いました。
この記事、たぶん一文が長すぎるんですよね。
なので、勝手ながら文章を読みやすくリライトしていこうと思います。
冒頭部
冒頭部は下記です。
この文章は2つのことを伝えています。
1.岸田総理とゼレンスキー大統領が電話会談を行った。
2.ウクライナ大統領府は日本でウクライナ復興に関する会議を開催する考えを岸田総理が持っていることを確認した。
これを1つの文章にまとめているから冗長になっているだと思います。
また、文脈からこれはウクライナ大統領府の発表を受けたものと思われます。
従って、この冒頭の文章は下記のように書くのがベターだと思っています。
次の部分
次の部分はニュースのより詳細な部分になります。
この部分の要旨は
1.ゼレンスキー大統領はサミットでの採択について日本政府に謝意を示した。
2.岸田総理は来年早々に復興会議開催の用意があることを確認した。
この2点です。
しかも2は冒頭でも伝えています。
重ねて伝える必要がどれほどあるのか知りませんが、表現方法は少しは考えるべきだったと思います。
この部分の文章は自分だったらこのように(↓)書くなと思いました。
終盤部
最後はこうなっています。
ここでの内容要約は以下の通りです。
1.洪水がロシアのテロ行為であり戦争犯罪であること
2.ロシア軍のミサイル攻撃が激しくなっていること
3.日本が人道支援の準備をしていること
これを踏まえて、自分ならこう(↓)書きます。
まとめ
これまで述べてきた部分をつなぎ合わせ、前後のテイストを整えて、自分なりに1つの記事としてリライトするととこうなります。
いかがでしたでしょうか?
原文と比べてみて感想等ありましたらコメントでお伝えください。
近年、国際化(グローバル化)だの、海外に追いつけ追い越せだの、やれ理系教育の強化だのを国を上げて推進していますが、
国語がすべての教科の基本であり、国語ができない人間はろくな人間にならない
と私は思っています。
だからこそ国語をおろそかにしてはならないと考えています。
もっとも、元記事の文章を作ったのが、ChatGTPなら、話しは別ですけど。