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トルネコ死す!Twitterで投稿をバズらせた話

みなさん、SNSでバズった事はありますか。

つい先日 Twitter で私の投稿がバズりました。いやー、面白かった。
ちなみに「バズる」の意味です。

☆バズる
短期間で爆発的に話題が広がり、多くの人の耳目や注目を集め、巷を席巻すること、といった意味で用いられる言い回し。主にインターネット上におけるソーシャルメディア等を通じた拡散などについて用いられる。

Weblioより


で、さっそくTwitterでバズった投稿はこちらです。ネタはスマホゲームの「ドラクエウォーク」で発生したちょっとしたバグでして、その様子をTwitterに投稿したところ、結果的に爆発的に拡散されました。



下記の数字は2019/11/25朝8:00時点の結果です。
(投稿後、2日ちょっと経過)

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投稿2日と少しでこの数字は、ネタがゲームに絞られているものとしては、なかなかの数字じゃないでしょうか。リツイート417件って結構いきましたね・・・。


マーケティングに関わる者として、若干意図的に仕掛けたという点もありまして、その経緯についてこちらに記録を残しておこうと思います。


1 発端

まず最初の発端は、やっていたスマホゲームで、ちょっとしたバグが発生したことです。

後から分かったことなのですが、このバグはなかなか発生しないものだったらしく、非常に珍しいものでした。
しかもこのバグの内容自体が大変面白く、とっさに一旦動画として記録をしました。

よくバズらせるという話がありますが、バズらせるためにはその内容が面白いということが必須条件です。つまらないネタは、いかに努力をしようが全く世間に広がらないため、バズらせることは不可能です。

そういった意味で、この「面白い」「珍しい」という2つの要素が入ったバグが偶発的に発生したということ自体が大変ラッキーでした。


この動画が撮れた瞬間、我ながら結構面白いのではないかと思い、一旦 Twitter で投稿してみました。

ちなみに、私のTwitterのアカウントは、ゲーム用に作ったもので、特に大した活動はしておらず、この投稿をした時点では、フォロワーは10人にも満たない状況でした。

つまり、投稿しただけでは、ほとんどの人は見ていないということになります。

2 広報活動開始

翌日となり、共同経営者である齊藤君にこの動画を見てもらったところ、「めっちゃ面白いじゃないですか。これバズるんじゃないですか?」と言ってくれました。このゲームのプレイヤーでもある彼の反応を見て、「この投稿は面白い」とコンテンツの優良さを確信。

すでに投稿していたTwitterの投稿を拡散すべく、広報活動を開始しました。


まずやったことは、同じゲームをやっているプレイヤーたちにこういった記事があること知らせることです。やり方としては、同じゲーム(ドラクエウォーク)をやっているプレイヤー達のツイートを見つけ、その人たちの投稿記事に対していいねを押して行くことでした。

いいねを押されたTwitterユーザーたちのうち、何割かは、いいねをした私の投稿を見に来てくれます。これで何人かがこの投稿を面白いと感じて、私の投稿にいいねを押してくれる、もしくはリツイート(拡散)をしてくれる、というのを期待しました。

ポチポチポチポチ地道に、ドラクエウォークのプレイヤー達のツイートを眺めながら、いいねを押していきます。感覚的には10人にいいね押したら1〜2人くらい見に来てくれるといったところでしょうか。100人やれば10人。

数は数えていないですが、200人くらいの関連ツイートにいいねをしたと思います。

このとき、関連ツイートを抽出するのに使ったのが、下記のハッシュタグです。

#ドラクエウォーク
#DQウォーク
#トルネコ

このハッシュタグをつけて投稿している人は、まず間違いなくこのゲームをプレイしているため、いいねをしやすくなりました。

続いておこなったことは、自分の Facebook の投稿にこのツイートの内容をシェアしたということです。私の Facebook 上の友人にこのゲームのプレイヤーは決して多くはないですが、何人かは少なくとも見てくれるだろうと思い、多少の再生回数を稼ぐために行いました。私のフェイスブック上の友達は600人強なのですが、10〜20人くらいは見てくれたような感覚です。


また、ちょくちょくコメントをくれる方が現れだしたときは、丁寧にお礼の返信をしていきました。そのうち数が多くなって全部には返信できなくなっていきましたが、序盤はほぼすべてのコメントに返信をしていたと思います。

返信をした方の何人かは、その後リツイートをしてくださり、拡散に一役買ってくれたことは間違いありません。


この間は、例えるなら「炭に火をおこすために、一生懸命着火剤などつけて、うちわで扇いでいる」ような感じです。
火がつくまでが結構大変です。


こうした地道な努力の結果、少しずつ再生回数増えリツイートされる件数も少しずつですが確実に増え始めました。投稿して半日程度経過した時の記録がこのような状態です。閲覧回数としては1000件を超え、いいねも100件近くまで増えてきました。

いわば炭に少しずつ火がついていくような感じですね。

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投稿後半日が経過し、1,102件の閲覧数と、それなりの再生回数になってきました。ちょこちょこ「面白い!」といったコメントも返信が来ていたことから、少しずつ広がってきてることを感じていましたが、24日16時43分の時点ではリツイートはまだ5件です。

すでに、この頃には広報活動はストップしており、ただ単に閲覧回数が増えるのを眺めている状況でした。

それなりな閲覧回数になってきたし、これで十分だろうと思い、後は放っておこうと思っていました。(ぶっちゃけ、ちょっと飽きてた)


そうしたなか、事態は急展開を迎えます。


3 急拡大

2時間ほどスマホから目を離していたのですが、ふとツイッターを開いてみてびっくり。閲覧数やらリツイートやらが、急増してるではないですか。

その時のスクリーンショットがこちら。(21時30分)
さきほどのスクショから5時間弱が経過しています。


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さ、再生数が4,276件・・・。リツイート41件だと・・・。何が起こったんだ・・・。


原因はすぐにわかりました。

ゲームの攻略情報などを掲載している、有名な攻略サイトの公式アカウントが、私の投稿内容をリツイートしていたのです。この公式アカウントのフォロワー、その数なんと10万人。つまり私の投稿はいきなり10万人の目にさらされることになったのです。

急増していく閲覧数や、いいねの数。

そして、翌朝起きてみると…

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閲覧数は4.3万!
「いいね」の数は1,700を超え2,000に迫る勢い。(結局2,000を大きくオーバーしました)

こうなってくると、このゲームのプレイヤーの方々が、次々とこの投稿をシェアし始めてるので、もう何もしなくても、バンバン拡散されていく状態になりました。

これが・・・バズるってことか・・・・。


4 まとめ

実際にやってみて思ったことを書いておきます。

①内容は超重要
→投稿内容が、万人ウケするものでないと、バズらないとはよくいいますが、今回もコンテンツの重要性を実感しました。

②運も必要
→今回、拡散の大きな原動力となったのは、情報サイトの公式アカウントが行ったリツイートでした。こういった活動は当然事前に読めるものではなく、完全にです。

③最初は地道な広報活動も大切
→最初にも言いましたが私のフォロワーは10人にも満たない数であり、この投稿しただけではおそらくこんなにバズったりしなかったと思います。まず最初に何人かの人たちに知ってもらうべく一生懸命地道に活動したのが功を奏したと言えるでしょう。


何度も殺してごめんな、トルネコ・・・。



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